昼休みになると、シリュウが私を屋上に誘ってくれた。


いつもは仲良しグループでお弁当を食べるんだけど、今日はシリュウが午後からモデルの仕事で早退するって言うと、みんなが気を遣ってくれたみたい。


私とシリュウの二人きりにしてくれた。


「ねえ、今朝のことなんだけど」


「えっ、何?」


シリュウはそう切り出したまま、じっと私を見つめている。


その熱い熱の込められた視線に、私は目を逸らすことができない。


「リマが何か言いたげに俺を見ていたように見えたけど・・・」


「へっ、な、何だったっけ?えっとー」


焦ってはみたものの、思い出せない。


私がシリュウに・・・・?


えっと・・・・。


私の様子を見かねた様に、「ほら、朝のHRの前」と、シリュウが答えを言ってくれた。


そのシリュウの言葉に私はドキッとした。


もう私の方は完全に忘れていたのに。


シリュウはずっと気にしてくれてたのかなぁ~?


「ああ、あれね。榊先生よりシリュウの方が断然カッコいいのにって思ってたの」


「マジ?」


シリュウに向かって私は、照れ臭そうに「うん」と頷いた。


するとシリュウは、すかさず私の唇に唇を重ねてきた。