ソファーまで来ると、力尽きたようにそこへ倒れ込むシリュウ。


身体を支えていた私まで、一緒にソファーに倒れ込んでしまった。


「うわぁ~!!シリュウ大丈夫?」


「ハア、ハア」と耳にはシリュウの息遣いだけしか聞こえてこない。


シリュウ・・・?


心配になってシリュウの額に手を当ててみる。


どうやら熱は無さそうだ。


シリュウはずっと目を閉じたまま、動かない。


シリュウの身体の上に乗ったままの私は、慌てて降りると、向きを変え座り直そうとした。


その途端、シリュウの手が伸びてきて、私の手をギュッと掴んだ。


「・・・・シリュウ?」


そして、シリュウの身体に戻されたかと思うと、私はそのままソファーに押し倒されてしまった。


一瞬の出来事に、なにが起こったのか把握できない私は、目をパチパチさせながら、シリュウの言葉を待った。


しかしシリュウは、口を閉ざしたまま何も言ってはくれない。


それどころか、私の顔を引き寄せると、唇を押しつけてきた。


「ちょ、ちょっとシ・・・リュウ・・・??」


さっきまでの疲労困憊したシリュウからは、想像もできないほどの強い力を私に与える。


まだこれほどの力がシリュウに残っていたとは。


私の手首を掴む力は強く、その手を振りほどくことは容易ではなかった。


「ねえ、ちょっ・・」


私がいくら言葉を発しようとも、それがシリュウに届いているのかいなのか、彼の唇がすぐに重なり言葉が続かない。


まるで私の意志を拒むかのように繰り返されるキス。


シリュウはそのまま私を求め続け・・・・・・・。


それは今までに味わったことのない、苦痛以外の何ものでもなかった。