勉強が終わると、シリュウはいろんな話を聞かせてくれた。


モデルの話、友達の話などなど。


シリュウもあの事件に関しては、決して口を開くことはなかった。


私への配慮だと勝手に思い、私も敢えてシリュウに尋ねることはしなかった。


シリュウの話はいくら聞いても聞き飽きることはなかった。


きっとシリュウの口からどんなくだらない話を聞いても、その時の私には、どれも素晴らしい話にしか聞こえなかったのかもしれない。


恋に落ちてしまった私。


ドキドキが止まらない。


苦しくもあり、嬉しくもあり、感情を忙しく揺らしながら、甘く切ない日々を過ごしていた。


そんなある日の事だった。


突然のシリュウの告白。


「好きだ。俺、リマのことが好きなんだ。俺と付き合ってくれ」って。


もう天にも昇る気持ちだったなー。


それまで好きだなんて言われたことなかったもん。


「・・・・私も・・・シリュウのことが好き」


もちろん告白したのもシリュウが初めてで。


心臓が飛び出しちゃうんじゃないかって思った。



お互いの想いが繋がった日は、喜びに心が震えた。


その日から私とシリュウは─────


手を繋ぎ、初めてのキス・・・、それから・・・・・・。


全てが経験のない私。


シリュウと共に、ゆっくりと深い悦びを知っていくのだった。