『 動き出した歯車 』


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「はあ、はあ、はあ・・・」


私はひどく焦っていた。


このままだと確実にバイトに遅刻してしまう。


とにかく急がないと!!


担任がいろいろ私に雑用を押し付けるから・・・。


本当に頭にくる。


もっと私以外に暇そうなやつ、クラスにたくさんいるのに。


そいつらに頼んでよね。


正直、担任やクラスのみんなにイラついていた。


でも、今はそんなことを嘆いている場合ではない。


もうダッシュでそんなことをぼやきながら、いつもの公園の前に差し掛かったとき、私は思わず何かにつまずきそうになった。


「うわぁ!!」


見ると、歩道の上に携帯電話が落っこちている。


これ落とした人は今頃絶対困ってるだろうな。


携帯電話と言えば、今や自分の一部と同じ。


だから、拾って交番にでも、と思いそれを拾い上げた。


一見普通の携帯電話。


でもこの携帯電話が、私の運命までも変えてしまうことになるとは、この時の私は知りもしなかった。