気づくと朝になっていた。いつの間にか日記
を読みながら眠ってしまったようだ。潤君の
ことが気になり、そっと部屋を出ると、お風
呂のほうから水ーの音が聞こえる。どうやら
潤君がシャワーを使っているようだ。
私はドア越しに話しかけた。
「潤君?帰ってるのね」
するとドアがいきなりあいて、濡れたままの
彼が顔だけ出した。
「ただいま。ごめんな、理沙子」
そう言ってまたドアを閉め、シャワーを続け
た。いきなりのことだったので、私は言葉を
失ってしまった。別に彼の裸を見たわけでは
ないが、心臓がドクドクと音をたてていた。
少しして、潤君が制服に着替えて台所にやっ
て来た。私は意を決して彼に言った。
「潤君、やっぱ高校生がこんな風に遊んでち
ゃいけないと思うんだけど」
「うん、わかってる。ごめん」
昨日といい、今といい潤君の様子がやはり変
だ。妙に素直と言うか従順すぎる。
「なんかあったの?」
「別になんも変わりなしだけど」
とてもそんな風には見えないよ。なんか遠慮
してる気がして、私は彼に尋ねる。
「私でよかったら、何でも言ってね」
彼は少し照れくさそうに表情を変え、うなず