彼との新しい生活がはじまった。高校生の彼



は当然毎朝、学校へ出掛けて行くわけで。今



までの私と言えば、塾の講師という仕事柄、



朝はそれほど早く起きていなかった。しかし



潤君が来てから、普段の生活が180度変化



した。朝早くから起きて、彼に朝食と弁当を



作り、学校へ送り出す。



彼の身のまわりの世話をしていると、ふと考



えることがある。もし、私が公平君とあのま



ま付き合って結婚していたら、こんな風に子



供の世話をしていたのかもしれないなって。



でも、現実にはそんなこと絶対にありえない



だって私たちは、公平君が卒業すると同時に



別れてしまったのだから。それも、彼の方か



ら一方的に別れ話を切り出され、なかば強引



な感じで彼は私から去って行ったのだ。



「理沙子、俺の制服知らない?」



彼が上半身裸で、私の目の前に突然現れた。



私は目のやり場に困りながら、制服を探す。



「ちょっと、昨日どこに脱いだの?」



「さあ、どこだったっけ・・・」



嫌でも彼の若い肌が、目の中に入ってくる。





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