「着いたよ」
「えっ、ここは・・・」
彼が止まったのは、大きな病院の前だった。
病院?私は不安に思いながら、彼の後ろをつ
いて歩いた。病院の中をスタスタと歩いて行
く彼。
一体どこへ行くの?行く先には、なにが待っ
ているというのだろう。ますます不安な気持
ちになりながら、それでもここで引き返すわ
けにもいかず、彼について行く。
すると彼は、ある病室の前で止まった。そし
て、ドアを開け中へ入る。
「どうぞ」
彼に言われるまま、恐る恐る中へ入ると、誰
かがベッドに横たわっているのが見える。
誰だろう?