「とりあえずこれ」



私はそれを手に取って見た。それは写真だっ



た。古い写真。でも懐かしい写真。その写真



には高校生の私が笑っていた。確かこの写真



と同じものを私も持ってるはず。これって・



・・、そうよ。公平君にもらった写真!



写真をじっと見つめる私に向かって、彼は勝



ち誇ったかのように言った。



「どう?これで信じれるだろ」



「でも、これだけじゃあ・・・。こんな写真



ぐらい、いくらでも手に入るわ」



「ちぇっ、マジかよ。じゃあ、とっておき出



すしかないか」



「えっ、まだあるの?だったらそれも見せな



さいよ」



「ここじゃあちょっとな。まあ、飯食っ



てその後にってことで」




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