バス停に着くと、少しして恭平君を乗せた
バスが到着した。恭平君、どんな中学生
になってるんだろう。私はわくわくしなが
ら彼が降りてくるのを待った。
「久しぶり」
バスの中から顔を出した少年は、幼い頃
の面影などはどこにもなく、すらりと背が
高く、今時のかっこいい髪形でおしゃれ
に洋服を着こなして、どこから見てもイケ
メンな男の子に変身していた。
「いらっしゃい恭平君。ずいぶん見ないう
ちにすっかりかっこよくなっちゃって」
「そりゃーそうだよ。だって翔子さんと会っ
たのって、まだ小学校の1、2年ぐらいだも
ん」
「そうね。もうあれから時間経ちすぎてるよ
ね」
再開を喜びながら、三人で歩き始めた。
本当に男の子って変化が激しいと思う。
子供が大人になる途中って、こうも変わる
ものかと、すごく驚かされる。これから直人
君や恭平君はますます変わっていくことだ
ろう。そして、いい男に変身していくんだ。私
は一人とり残された気持ちになりながら、う
らやましく、二人の姿をそっと眺めていた。