今日は朝から忙しかった。日頃怠っていた
掃除をしていたら、結局大掃除くらいになっ
てしまい、隅から隅まで、ピッカピカに仕上
げることにした。
途中から、直人君がバイトから帰ってきて
一緒に手伝ってくれたが、時計を見るともう
6時を過ぎていた。
「ごめんね、バイトで疲れてるのに」
「いいや。平気。それよりずいぶんきれいに
したんだな。なんかあるの?」
「ごめんね、バイトで疲れてるのに」
「別に、俺は平気だけど」
そう言って部屋に入っていった。掃除も終わ
り、私は食事の用意に取り掛かった。
なにを作ろうかな?と思いながら、冷蔵庫を
除いていると、部屋から出てきた直人君が
後ろから言った。
「ねえ、、今日は翔子さんのオムライスが食
べたいな」
振り向くと、彼は笑いながら、両手でお願い
というように両手を合わせていた。私は快く
オッケーの合図をして、オムライスの材料