今日は朝からすっきりしたお天気で、気分までスカッと気持ち良かった。


直人君は今日からテストということで、そんな気分でもなさそうだけど。


「おはよう。直人君、起きてる?」


なかなか部屋から出てこないので、心配になって彼の部屋を覗いて見る。


直人君はまだベッドの中にいる。


最近ずっと遅くまで勉強していたせいで、起きることができないらしい。


そう言えば直人君、子供の時から寝起きがあまりよくなかったっけ。


昔から、直人君の朝寝坊の話は有名だった。


「直人君、朝だよ。もう時間だよ。早くしないと遅刻しちゃうよ」


返事はない。


それどころか、直人君はピクリとも動かない。


テストなのに遅刻はまずいよ、と思ったものの、どうしようか?


私はベッドに近づき、もう一度大きな声をかけてみた。


「直人君!!本当に起きてよ。遅刻しちゃうよ。ねえ、直人君」


やはり返事はない。


こんな手ぬるいやり方ではダメだ。


私は直人君が寝ている布団を思いっきり引っ張った。


すると、さっきまで寝ていたはずの直人君が急に起き上がったかと思うと、いきなり私に抱き付いてきた。


私は一瞬何が起こったのかわからず、ただ呆然としていると、なにを血迷ったのか、直人君はそのまま私をベッドへ押し倒してしまった。


それで終わると思いきや、な、なんと、その上に直人君が覆い被さってきたから大変。


私は驚きのあまり声も出せない状態。


心拍数はいきなりマックスまで上昇。


直人君の下で、手も足も出せないまま、ただ体を硬直させていた。