「どうもすみません。彼女からでした。仕事中、申し訳ないです」

「いいじゃないですか。ここにいるのは私だけなんですし。私なら全然構いませんよ」

「ありがとうございます。そう言ってもらえると助かります」

小山先生はうれしそうに言った。

ふーーん、小山先生彼女いたんだ。


まあ小山先生なら当然だろうけど。


だって、小山先生はとても優しく、見た目もそれほど悪くはない。


それに、面倒みもよく、私もすごく助けてもらっている。


それにしても・・・。


私は小山先生がとてもうらやましかった。


私なんか、こんな時間に田村君から、電話やメールなんてかかってくるわけないもの。


わかっていても、内心は複雑。

そんな思いで小山先生を見たら、思わず彼と目が合ってしまった。


「よかったら見ます?」

そんな私に、小山先生はうれしそうに携帯を差し出した。


そこには、かわいらしい彼女が待ち受けとして写っていた。