白猫サミーの妄想散歩

白猫サミーの妄想散歩

嵐さんの妄想をぼちぼち書いていきます。

Amebaでブログを始めよう!

@Satoshi Ohno

{今日は雛祭り。女の子のお祭り、お祝いをー}ボケ~っと観ていたテレビ。
あ、そっか。雛祭りなんだ、今日。○○何も言ってなかったから、あいつも忘れてるんだろうな。一昨年は一緒にお祝いした記憶がある。去年はお互い仕事で出来なかった。今年は彼女だけが仕事だ。でも、夕方には帰って来る。
「やろうかな」ひょいっとスマホを掴み、連絡をする。
{晩飯、俺作る♪}送信すればすぐに返事が。{珍しいね。やましい事でもしたか?}{してない。買い物も行くから、直で帰ってきていいよ(^^)/}{了解}と伝えたが「…どこ行きゃいいんだ?」1人で買い物は久しぶりだ。とりあえず彼女がよく行くスーパーに、おどおどしながら足を踏み入れた。
…雛祭り、何食ったっけな。2年前の記憶を蘇らせる。…ちらし寿司…お吸い物…あ、餅食ったな。カゴを持ってキョロキョロしながら歩いて行けば「おっ」有難い事に、雛祭りコーナーが出来ていた。…すげぇな、スーパー。なんて感動しながら、ちらし寿司と藁餅と雛あられとお洒落なワインを手に入れた。
…お吸い物は諦めよう。味噌汁でも作れば何とかなる。スーパー袋片手の軽い足取り。でも、…あれ?何か足んない気がする。頭をフル回転させ「…あ」導き出した答え。「…ケーキねぇじゃん」主役とも言えるものを買い忘れた。…ケーキは作る…ねぇな…。家路を引き返し、何とか辿り着いた洋菓子店。
案の定の混雑の中、ショーケースの雛祭りケーキのラインナップに「…すげぇ」目を輝かせ、迷い決めた「これだな」イチゴが沢山乗ったケーキ。俺、出来んじゃん買い物。なんて、袋と箱を両手に鼻歌交じりの帰り道。
ー 『やだ、ちゃんとできてる』彼に言われた通り、直で帰って来てみると「んふふ、でしょ」テーブルには豪華な雛祭りメニューがずらり。お吸い物ではなく味噌汁なのが不思議だけど、ほぼ完璧だ。「作ったのは味噌汁だけだけどさ」『見つからなかったのね』「うん」『でも、すごい』「そお?」照れくさそうに笑う彼。
席について、グラスにワインをついでもらい
{33424FA3-CF07-4CEB-9C5A-4EE8A324CF2B:01}

「おめでとうございます」『あ、ありがとうございます』一口。『ふふふっ』君がワインを飲んだら可笑しそうに笑い出した。「…ん?」『ふふっ、ちょっと智』「なに?」『これ…ふふふっ、炭酸ジュース(笑)』「えっ、はっ?」袋を見てみると、そこには「…子どものワイン…マスカット味…」の文字。
『ふふふっ、だめお腹痛い(笑)』「まじか…」シュンとしてる彼が可愛くて『も~、本当に…』隣へ行き『ありがと』ぎゅっと抱きつく。ミラクル連発の今年の今日をずっと忘れないだろう。
「だって、○○のお祝いだもん」『女の子のお祝いだよ?私、まだ女の子でいいの?』「おいらにとっちゃ、一生女の子だよ」『うふふ』「雛人形、来年買う?」『やだ』「やっぱりな」彼女はどうしても雛人形が『怖いじゃん』らしい。「どこがだよ」『顔。絶対にね、夜動くもん』「動かねぇよ(笑)」そういう所、子どもだよね。
「んじゃ、おいら作ってやるよ」『いいの?』「それなら怖くねぇだろ?」いや、もしかしたらめちゃくちゃシュールで怖えのが出来上がるかもしれない(苦笑)『うんっ』けど、君の嬉しそうな顔を見たら本気で作りたくなってきた。「よし、作ってやる。あれだ、全員揃える」『えー、邪魔になるからお内裏様とお雛様だけでいいよ』「何でだよ(笑)」『しまう場所がないでしょ?』「んじゃ、小ちゃいの作る」『あ、なら全員お願いします』「任しとけ」
そして、子どものワインが、半分の量になった頃。「ケーキ食う?」『あら、大丈夫?(笑)』「ちゃんとしたケーキだよ(笑)」名誉挽回の品を運ぶ。
{89D8D0DF-D945-4A91-8DF4-9DB0234F654F:01}

『あ、可愛いっ』丁寧にカットして、拍手する彼女の前に置いた。
キラキラの笑顔が眩しくて、お雛様のモデルにピッタリだな。なんてイメージしていれば『お内裏様は智ね』君が言う。「え?俺?」『うん』「いいの?おいらで?」『もちろん』なんで、黙っていたのに通じたのか疑問を抱きながらも嬉しく思っていると『はい、どーぞ』自分のケーキの上にやって来た、砂糖の塊。
「…ん?」『お内裏様は智が食べていいよ』にっこりと笑って。「あ、そっち?あ~、そうゆうことか」『そっちって、どっち?』「んふ、何でもない。ありがと」
ねぇ、あっちも俺でいいかな?ずっと隣に居させて。そんなワガママな希望。口では言えないから、来年の今日に飾る人形に込めよう。「うまい?」『うん、美味しい』「良かったぁ」それが、毎年飾られることを願って…。

[お内裏様のミラクル]