織田信長と武田信玄 | 常に日本のことを考えている社長のブログ

織田信長と武田信玄

うちの取締役のIがこの間の会議の時に私の心に残る事を言った。



『社長の好きな織田信長が武田家に勝てた本当の理由は何だと思いますか?信長は天下布武を掲げていて、信玄は風林火山を掲げていた。信長はビジョンを掲げ、信玄は戦術を掲げていたという事。ようは信長は戦で勝つ事では無く世の中の事を考えてたのに対し、信玄は戦を勝つ事を最重要に考えていたという事。この時点で信長の方が勝つのは決まってたも同然ですよ。』


深い。


確かにその通りだと思った。


Iはいつも私と反対の事を言うのだが、信長好きの私におべっかしてる訳ではなく話していた。




天下布武とは”武力を持って天下を取る”って思われがちだが、実は”武家の政治にて天下を支配する”という意味だ。


それに対して風林火山は”速き事風の如し、静かなる事林の如し、侵略する事火の如し、動かざる事山の如し”という意味だ。


Iが話すように信長は”天下統一”というビジョンを掲げてるのに対し、信玄は”戦を勝つ”為のノウハウに近い形な気がする。(まあ現実には勝頼が負けたのだが)


長篠の戦の後に武田の意思を持った柴田勝家が信長に挑んだが、結局武田家は滅亡させられる。


そして私が気付いた事は、武田信玄・上杉謙信・今川義元・斉藤道三・浅倉一族と戦国武将には沢山の優秀な人物がいたが、時代をこじ開けたのは信長。


それは皆が戦の事を考えていた世の中で一人だけ天下を見ていたから信長が天下人になれたのではないだろうか?(違う考えの人がいても批判しないで下さいね)


もちろん信長は真の天下人になった訳ではなく、秀吉を経て家康が天下を統一するわけだが、


朝廷を潰して天下を統一しようと動き始めたのは間違いなく信長だ。


やはり”天下布武”というビジョンを明確にしたからではないか?


先日ブログで志について書いたが、やはり天下を取る人は志が確実に違うと思う。


もちろん志を高く持ち続け努力し続ける事が重要だ。


Iの言葉は私を思いっきり考えさせてくれる言葉でとても感謝している。


ありがとう。


みなさんも志を持って行動してみてはどうでしょうか?持ってる人は偉そうに言ってすみません。共に頑張りましょう)


そして私は今日も情熱的に生きていきます。




スリーエスネットワークス 落合