離れの状態。

離れと言っても、都会の人には理解できないだろう。

私も説明が難しい。

まず、農作業してそのまま調理する為?か玄関の様な所に

シンクがある。キッチンボードにコンロがない状態。

だから、野菜を切ったり、洗ったりする。

扉を入ってすぐには、大きな竈がある。

もちろん、これらはもう使っていないから、ただの物置になっている。

例のごとく、母が床に所狭しと漬物樽をおいている。

その台所から靴を脱いで、50センチ位の段差があり、風呂がある。

風呂は8畳ほどの広さで、薪でたく風呂だ。

その隣は、外から土足で入るポットン便所がある。

ここまでは、主に靴を脱がなくても、外から農作業したまま

色々出来るスペース。トイレの隣に続きで居宅部分があり

二階建てになっている。

もう、かれこれ40年程誰も使っていない。

横に長い作りになっているのだが、屋根は弓なりになっていて、

窓ガラスが何か所か割れている。

 

車庫はというと、とうに使われなくなったトラクターが置かれ

その他、農機具が所せましと置かれている。

車庫なんて、書いているけど、木造で三方を木で覆った建物。

良く、屋根付きのバス停があると思うが、あれが木で出来てるバージョン。

「金鳥」の看板やらが貼ってある。

 

とにかく、我が家は曽祖父の時代からの荷物がそのまま家に詰まっている。

建物は老朽化、中は不用品の山。

 

兄が戻ってきて「やる」と言っているが、65歳まで借家住まいで

夫婦2人の荷物(しかも40代で再婚)なんて、たかが知れているだろう。

恐らく、兄がその国を退去すると言っても、スーツケースいくらか

とダンボール数箱の物しかないだろう。

それが、自宅に戻って、整理する気らしい。

 

父が生前4トン車 1杯いくら で家の中の物を処分しようとしたらしい。

一部屋整理するのに、それ3回と言われて、なんとなくやめたらしい。

料金は、当時で8万だかそこらだった気がする。

 

体力、気力、どんどん失われる。

私も元気なうちになんとか解決したい。