分収林とやらが突如現れ、もう疑心暗鬼の私。

だって、親はこちらが聞かないと、答えないし、伝えないし。

「全部ちゃんと教えて!」と言っても

「全部って言われても分からない」

「そんな状態じゃ、相続出来ない!」

これの繰り返し。

 

 

名寄帳を取り寄せてみて、色々分かった。

「山林」と言っても、まぁ沢山ある。

ざっとうちの状況。

 

国有林で共有名義

山林で共有名義(他人と)

山林で共有名義(家族)

一般林で個人

 

名寄せに上がらない 分収林

 

我が家の場合9割以上が林業組合によって管理されている。

管理されているというのは、植林、林道整備、間伐、全閥などの

木を植えてから、最後木を切り販売するまでとそれに付帯する作業全部。

何か持ち出しがあるのか?と思ったけど、それはゼロ。

切った収益の中から、次の植林代やら維持費やらを抜いた金額を

振り込んでくれる。「山」を持っているだけで、収入になる。

と言うと、美味しいビジネスに聞こえる。(所謂原野商法的な)

土地を持っていて、駐車場にすれば定期的な収入になるのと一緒。

黙ってても収入になる。なんて、そんな甘い物じゃないと思ってる。

まず第一に「山」と言っても、管理されてなければ、ただの「山」

お金を生む為には「整備」と「管理」が絶対条件なのと

ある程度まとまった収入にするためには、木材価格が安い為

「かなりの面積」を持っていないと勝負にならない。のと

そもそもが「木」って切るまで30-50年かかるわけで、

で、1本切ってどの位なんだろ?利益。多分1万円位?

定期預金1万円を30年預けて1万円みたいな世界なのかな?

と思ってる。なぜなら、祖父母、父母の時代の貨幣価値でやってるから

単純計算出来ない。でも、余程きちんと林業組合によって管理された山が

売りにでもだされない限り間違いなく新規で参入する価値はないと思う。

(話を持ち掛けられたら、相手を疑った方がよい)

 

でも、町にそんな御殿建ってないよ?

北海道のホタテ御殿みたいの・・とまではいかなくても

普通の家(東京みたいな)も少ない。ボロボロで「ここ人住んでるの?」

みたい家のオンパレード。

中々本音と真実が見えないのがまたこの山林業界の「闇」

色々聞いてると、「闇」の部分が見え隠れしてくる・・・

それは、また改めて。