今、日本全国の山林が管理放棄の危機に陥って、それが里山の崩壊だとか

自然災害に結びついているなんて言われてます。

けど、実際調べてみると、口頭伝承の無形文化財を扱っている様で

そうなるのも仕方ない・・としみじみ思ってます。

 

分収林がわさわさ判明した我が家。

昭和の初めから恐らく戦後間もなく位にちょっと資金力のある人達が

グループで造林した山林の事で、こちらは名寄帳にあがってこないから

要注意!!我が家の場合は、切って、そのままの状態で土地(山)を

返して終わり。だからそう問題ではなかった。グループと言っても、

3人でやってるところから、15人位の所から規模は様々。2年前は

これの収入というのが400万位どかっと入っていた。

見えない山林分収林。「インビジブル」である。

相続と言う意味では、そう懸念するマイナス材料ではないものの

分収林の「代表者」になっていた場合は大変。

なぜなら、分収林にはそれぞれ集団の名前があり、その集団の代表者が

伐採の収益をそれぞれメンバーに振り込む事になっている。当初のメンバーは

当然亡くなっている。そのまま町内に住んでいる人は恐らく3割程度、

その他は町外に出ている。連絡先が分からない人も多いだろう。

どういう割合で分配するのか、メンバーの連絡先、分からないだろう。

うちは、植えている側なので、どこにあるのか、いつ頃切ってもらえるのかを

組合に確認して、とりっぱぐれないようにだけした。

 

こうやって見ると、山林は収益に繋がっているものも中にはある。

我が家の様に名寄帳だけで40枚近い不動産があれば、数で勝負みたいな所で

もしかしたら所有するのもありなのかも・・・と思う反面、イヤイヤ

私はともかくとして、妻、子供なんの縁もゆかりもない、両親や私の兄とも

今まであったのは数回程度。何かあるたびに、半日かけてそこまで行き

親戚づきあいもなく、旅館もホテルもない町で用事を済ませてトンボ返り?

一日で終わらない様な事だったどうする?駅まで車で30分、スーパーは

車で20分。町に残っている人は「もったいないから持っとけ」と言うけれど

やはり、地元に住んでいない以上林業組合が全て管理していると言っても

所有は難しい気がする。

だって、名寄帳とか、所有する自治体しか取り寄せる事が出来ないし

一々返信用封筒つけて書留で料金つけて送ってって、取り寄せるだけでも

本当に大変。おまけに、名寄帳1枚につき300円。全部取り寄せて

12000円+往復書留送料で14000円はかかる。これ、本当に酷い話だよね。

住民税やら、固定資産税やら払ってるじゃん!帳票が必要だからって

貰おうとすると、ものすごくお金かかるっておかしくない?

銀行にお金預けてるのに、おろすのに110円とか取られるのと一緒。

マイナンバー普及させて、マイナンバーから自宅PCでDLとかなら

ただにして欲しい。後々書くつもりだけど、この筆が多い不動産の

登記も数十万手数料かかる。資産価値ゼロの不動産でもね。

気持ちはぐらつくが、不動産は山だけではない!

それ以外の物も相続しなければならない。

これをなんとか整理出来ないか、模索中。