銀座スパンアートギャラリーで、
やなせたかし & 宇野亜喜良
『霧野仙子』出版記念展 みてきました。
この『霧野仙子』というのは、
作/やなせたかし 絵/宇野亜喜良 という
2人の天才が力をあわせた売れない漫画家と仙女の永遠のラブストリー。

出版元のリリースによれば、
これまでふたりが力を合わせ、
まとめた単行本はありませんでした。やなせたかし氏のたっての希望により、
このほど夢のコラボレーションが実現しました。
またあとがきには、
「やなせさんのテキストにイラストレーションを描く話が来た時の、
ぼくの身震いはちょっとしたものだった」
と宇野先生は語ってます。
限定1,000部の発行で、
しかもお二人のサイン入り!!!

やなせ氏といえば知らぬ人もいないあの「アンパンマン」で有名な作家で、
ギャラリーには宇野さんの原画と共に、
あの「アンパンマン」の原画も展示販売しておりました。


昨日の段階で、「アンパンマン」は売り切れておりましたが。


僕たちは「アンパンマン」のイメージが強すぎるので、
やなせさんの物語に宇野さんの絵というとちょっと違和感があるのですが、
あえてチャレンジする大御所お二人のバイタリティーには頭が下がります。
それは映画のスピルバーグが、「ジョーズ」や「未知との遭遇」等で発言権を得た後に、
「カラーパープル」、「シンドラーのリスト」等からメッセージを発し始めたように、
「今から云いたいこと言うぞ」という意気込みを感じるのです。
その後の告知で、
やなせさんは体力の問題でサインは取りやめになり、
宇野さんだけのサインになったそうです。
そうです、1,000部の本にサインをする位なら、
その体力を新作に振り向けてください。
でもそのフォローをするかのように、
黙々と、しかも心を込めて1刷ずつサインする宇野さんの「優しさ」は、
いかにも宇野先生らしいと感じた昨日でした。
SPAN ART GALLERY
3RDWARE宇野亜喜良デザインアンダーウェア
