先週は就活疲れで、自分が全く使いものにならず、金と時間を浪費した1週間でした
誰でも疲れてしまうようですが、ここでくじけてはいけない!と思いつつ、くじていました。
ホント最近はダラけきってるな~
いい加減、悪習はやめなければならないですね

さて

今日は、藤崎一也さんの『FOOL FOR YOU』のお話です。
何とも不思議で、曖昧なままに話が終わってしまうんですが、読み込んでいくと、深みにハマっていく内容でした。
男子高校生らしい、なあなあさとでも言いましょうか、それが読者をヤキモキさせるツボとなっていくんです
ストーリーはというと、転校生の古瀬(受)に、ストーキングされる宗君(攻)。
古瀬の転入と同時期に、ストーキングは始まるんですが、問い詰めてみても古瀬は答えません。
宗君は宗君で、古瀬を見てから思い出せないことがあり、それを思い出したときと、古瀬が答えを出す時が一緒で、二人の思いに温度差を残しつつ、古瀬は宗君に「拾われる」訳です。
拾われてから、古瀬は猫っぽさに拍車がかかり、かなりのマイペースさで、人とズレてることもしばしば。
それをホントに家にたくさんいる拾い猫と同じような態度で接する宗君。
ヤることはヤるけれど

そんな距離感で進んでいくのかと思いきや、動物のように懐いてるようにも見える、古瀬の恋する乙女心が、甘えたくても甘えられない苛立ちを作ります。
苛立ちに気づきながら、何を求めてるのかがつかめない宗君は、「不安か?」と聞いてみたり…。
結局、甘やかしてほしかったということに帰結する訳ですが、人と人との恋になったというか、距離が縮まったかなというかんじで終わります。
何がきっかけで、恋がスタートしたのかわからないけれど、明らかに宗君に対する想いだけは違うというのが、言葉よりも態度に現れる古瀬が、いじらしくてすごい可愛いです
性格、体つき、行動のすべてが猫っぽく、可愛く見えるところは宗君にしか見せないところもまた良し
想いが釣り合ってきそうなところで終わっただけに、続きを妄想しちゃいそうです(笑)
細腰は大好物なんで、古瀬の性格も含めたスタイルはツボでした

家の中で、宗君の後ろを付いて回るのとか

それに加え、しがらみの多い今の私にとって、猫のような気ままさは憧れとなってきました