こんにちは!


東京は32℃、セミも鳴き始め、いよいよ梅雨明け・夏本番ですね。


さて、今回は上陸して良かった港をご紹介します!




Q. 今まで上陸した港で良かったところはどこですか?




A.  コンテナ船で行ったシアトル・バンクーバーです!


以前の記事でも説明したかもしれませんが、船が港に停泊中に、観光・外出をするために船を「一時的に」離れることを上陸と言います。



船にもよりますが、4〜5時間程度上陸出来ることが多いです。



ちなみに乗船契約の期間が満了し、船を降りてそのまま帰宅することは「下船」と言います。



観光のために外出するのに、上司に向かって「首席一等航海士、下船させて頂きます!」と言おうものなら、「三等航海士バカやろー!ちゃんと戻って来い!」と怒られてしまいます💦



さて、一口に上陸といっても船員個人個人によってその目的が異なります。



①観光地に行きたい

②スーパーに行って買い出しをしたい

③カフェで軽食を食べてWi-Fiを堪能したい

④親戚に会いに行きたい



ざっと考えられるだけでも、これくらいあります!


ちなみに④の「親戚に会いたい」という人ですが、バンクーバーに祖父母が住んでいるフィリピン人船員が、上陸して会いに行ってました。


これはかなりレアケースですね。


ちなみに私の場合、完全に③です!


4時間しかないのに、観光したいとか1ミリも考えたことがありません笑

ただ忙しく歩き回って終わりになりそうだからです💦


私はYouTube中毒なので、動画をダウンロードして、ネット環境がなくても再生出来るようにします。


ちなみに船員の間では、king boxというYouTubeダウンロードアプリが人気です。


だいぶ本題からずれてしまいましたが、なぜシアトル、バンクーバーが好きかというと、カフェが港から至近距離にあるからです。


シアトルはタクシーで10分ほどで市街地に着きます。




↑シアトルは港町です。ここは生鮮食品の市場です。マリナーズの野球場もすぐ近くです!




↑スタバ1号店、シアトルが発祥地です。

ロゴが緑ではありません。

ちなみに店内はお土産屋さんのような感じでコーヒーを飲むスペースはありません。



スタバ発祥の地とあって、メイン通りにも店が多いですね。



さて、次にバンクーバーをご紹介します。

貨物船で行くバンクーバーは、名前こそバンクーバーですが市街地からかなり離れています。


しかし、この港は桟橋近くに船員専用の福利厚生施設があるんです!




↑ Seaman's Clnb (船員倶楽部) と呼ばれる施設。

このような施設がある港もあります。有名どころだと他にはドイツのハンブルク港があります。


これはビリヤードをしているフィリピン人船員の様子。



写真に撮るのを忘れてしまったのですが、お菓子や飲み物が売っているコーナーもあり、もちろん施設内にはWi-Fiが飛んでいます!



ちなみに桟橋でクルマを呼んでから10分ほどでここへ着きます。


ほぼほぼ4時間、ネットサーフィンしまくれるので、最高のひと時です。


船に乗っていると、当たり前のことで幸せを感じられるようになります。




また、私は上陸したことがないのですが、フランスのル・アーブル港も人気の港です。



というのも、フランスではコンテナの積み下ろしの作業が丁寧に進められるので、時間がかかり、2日ほど停泊したこともありました。


のんびりしててフランスらしいですよね。



せわしない今の時代、2日も停泊出来ることはすごく珍しいです!


上陸しなくても停泊当直の時間以外は休めるし、電波もあるので (現地の回線をローミングすることになりますが) 、皆んな幸せです笑



以上、船員の数少ない楽しみである上陸についてご紹介しました!