2016春 立命vs名城大、立命vs名古屋大 | 3rd-model

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『乗り越えた壁は いつか自分を守る盾になる』









2016.6.12
BKCグリーンフィールド
立命vs名城

立命26-20名城



2016.6.19
BKCグリーンフィールド
立命vs名古屋大

立命33-7名古屋大


いづれもJVメンバーでの戦い。
誰が秋にメンバーに上がってくるのか。
ローテーションに入ってくるのは誰か。


先ず、ディフェンスで期待される2人。
共に2回生DBの近田くん、松山くん。
この春はずっと試合出場を続けているが、この2試合スターターとして一試合を通して出続けたのはこの2人でコーチ陣からの期待を感じる。

近田くんは実戦派の印象。
試合で力を発揮する、アメフトセンスを感じさせる選手。
松山くんは昨年試合にも出てないのに注目してたようにクイックネス、スピードに秀でており、特に横の動きがダントツに早い。アメフト未経験だが素材は申し分ない。

この2試合、2人とも見事にインセプを1本づつ決めた。
一方で2人ともインセプ奪えたはずなのにキャッチし損ねたプレーがそれぞれ一つづつあった。
記録としては相手のパス失敗だが、厳しく言えばインセプ失敗と言えるプレー。
これが秋本番の関学戦なら必ずインセプしなければ勝敗を左右するプレーになりかねない。

この2人がローテーションメンバーとして、またスターターを奪いとるぐらいの成長に期待したいし、またそうなってもらわねばならない。
今年はDBの負担も大きくなるだろう。
今年のKGが対立命戦で昨年以上にパスで攻めてくるであろうことは予測がつく。

またDB陣で言えば、今年はともかくとしても1回生の荒尾くんに注目しがちだが、もう一人1回生の北尾くんにも注目したい。
小柄だが身体がバネのようでボディバランスが良く、動きにキレがある。
アップ時のダッシュの動きのキレで言えば松山くんと北尾くんの2人に目が行く。
2人ともいいCBに成長する可能性は十分。


先ほどのインセプミスにも繋がるが、この春はアップ見てて感じるのはWR陣、DB陣のキャッチミスが目につく気がする。
普段の練習でどうかはわからないが。


オフェンスでは、2回生RBの2人。
4番手藤岡くんに続いて平野くんが頭角を現しつつある。
名古屋大戦では平野くんもいいラン出してたし、何よりプレーから前に前にという気持ちが強いのが伝わってきた。

それから若いメンバーに目が行きがちだが、実は4回生にも今年成長を見せているメンバーがいる。
WRの増田くん。
この2試合、ロングパスのナイスキャッチもあったし、スターターで出場した名古屋大戦で見せたRACでの相手のタックルをターンでかわしてのロングゲインはナイスプレーだった。
今年の立命WR陣は関学に負けないといい切れるメンバー。
ケガから復帰待ちのメンバーが戻ってくれば尚心強い。
そこに若い廣吉くん、森岡くん、更には4回生の増田くんも戦力として十分計算が立つとなれば頼もしいレシーバー陣である。



春の試合はこれで終了。
春の結果は7勝1敗。
パナソニック戦の惨敗を含め、内容的にも満足できるgameは一つもなかった。
秋本番に学生連覇、そして日本一を目指すには相当レベルを上げなければ厳しい状況。
この夏も去年以上に相当な努力が必要だろう。

甲子園、ライスよりも先ずは関学戦に勝つこと。
関学戦勝利以上に価値のある勝利はない。
今年は、関学と2回戦わねばならない可能性が高い。
関学戦が2回というのは選手はもちろん観る方も相当な労力でしんどいw

2回関学に勝つ為に立命が目指すのは、策を巡らすことではなく、2戦とも地力で関学に勝ち切れるだけの力を身につけることだろう。

秋シーズンには、立命の強いアメフトを見たい。


(余談だが、名古屋大のロースター表を見て驚いたことが一つある。選手は57名と決して多くはないが、驚くのは学生スタッフが52名もいること。この数は立命のそれとほぼ変わらない数字。これだけのスタッフを集めることが出来るのは名古屋大アメフト部がそれだけ魅力のある団体なのだろう。素晴らしいことだと思う。)

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