広がるエコ容器、ビール缶軽量、小袋なし納豆
9月4日サンケイ ~抜粋
食品業界で商品の容器や包装を簡素化する
工夫が広がっている。
地球温暖化防止に関心が高まる中、
原料となる石油など資源の節約や、
二酸化炭素(CO2)排出量の削減が、
企業側に求められていることが背景にある。
食品各社の“エコ容器”への取り組みを紹介する。
(渋沢和彦)
「カップヌードル」(日清食品)。昭和46年に誕生以来、
48の国で発売され、累計270億食以上食べられたという。
昨年、「楽しく食べてエコスタイル」と題し、
詰め替え用のめんと具材「カップヌードルリフィル」と、
それを食べるための専用プラスチック製カップ
「マイヌードルカップ」を発売した。
食後にこのカップを洗えば、何度でも使うことができる。
同社では「エコロジーに貢献できると同時に、使い捨てという
既成概念を払拭(ふっしょく)したかった」と説明する。
今年4月からは、容器の素材を発泡スチロールから、
特殊加工の紙に切り替えた。
「紙は再利用が可能で、1個製造するのに従来の容器に
比べ22%のCO2を削減できます」と話す。
キリンビールは缶の軽量化に取り組む。
強度を維持しながら、アルミを薄く、軽くしている。
350ミリリットル入り缶の重さは、昭和50年に20・5グラム、
平成6年には15・2グラムまで軽くなった。
これにより、年間約2・6万トンのアルミを節約、
CO2の排出量を27%減らすことができたという。
「コカ・コーラ」は、1・5リットル入りペットボトルの重さを
25年前に比べ約36%軽くしている。
「ポカリスエット」(大塚製薬)は、500ミリリットル入りペットボトルの
重さを約30%軽い18グラムにすることに成功、昨年切り替えた。
ミツカンの納豆。今月1日から「金のつぶ」で、
納豆を覆うビニール製フィルムや、たれ小袋などをなくした。
たれはゼリー状に固めてパッケージ内に入れる。2品で採用。
消費者からの利便性に対する苦情だった。
「たれが飛び散る」「開けるのがめんどう」といった声。
結果的に、包装製造時のCO2排出量は約6%削減、
家庭ごみは年間45トン削減できると、同社は算出している。
一方、先行してきたのは化粧品業界だ。
詰め替え用のローションやシャンプーなど。
オルビスは平成5年から、詰め替え用のスキンケア商品を発売してきた。
「無駄がなくていい」「ごみが出なくていい」という消費者の声も
同社では「空き容器も、ひとつの大切な資源と」と話している。
●事業者のエコとエコノミーは、
始末する自治体側のエコには反映されていない。
かさばるペットボトル。収集や選別費用を何とかせい。
●ポリスチレンから紙容器への変更は
今、紙の方が安いからでしょう。。。