回収済みペットボトル、国の再生制度ピンチ
日経新聞(080102)
回収済みペットボトル(廃ボトル)をめぐる国のリサイクル制度が
揺れている。
原油高や中国などの需要増による相場の高騰を背景に、
財政難の自治体が輸出業者などに独自ルートで高値で売却。
国の制度に頼る再処理業者は原料不足に頭を抱える。
事態を重く見た環境省は全国の市区町村の処理経路について、
初の実態調査に乗り出す。
1997年施行の容器包装リサイクル法は、自治体が集めた廃ボトルを
国の指定法人「日本容器包装リサイクル協会」(容リ協、東京)に
引き渡すことを想定。
容リ協が入札で国内業者に再処理を委託し、
作業着などの繊維原料やペットボトルに再商品化される。
●07年に環境省が都道府県と市町村に
「国内循環の維持」を要請する通達を出したが、
「効き目」がなかったようだ。
●アルミ缶やスチール缶同様に、有償で取引されるようになった
ペットボトルをいつまで容リ法でやるのか、議論が分かれるが。
自治体が必ずしも、輸出業者に引き渡しているとは思えないにしても、
実態の究明する必要はあるだろう。