確実に成果をあげる時間術 | 会計士を目指すたろ~のアメブロ。

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2011年12月に行われる公認会計士短答式試験、2012年8月に行われる公認会計士論文式試験を目指して勉強中のたろ~のブログです。勉強に励む日々の学習記録が中心です。会社を退職したのであとがない(!)ことから、並行して司法書士試験の勉強もやっています。

NHKの仕事学のすすめ。今月は「“司法試験流” 知的生産術」というテーマで司法試験で有名な伊藤塾の伊藤真さんがゲストで登場されています。昨日、第3回の再放送がありましたので、見てみました。


■仕事学のすすめ(NHK)
http://www.nhk.or.jp/program/shigotogaku/
■第1回のまとめ記事
http://ameblo.jp/3points/entry-11018572306.html


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伊藤真“司法試験流”知的生産術 第3回
司法試験を受ける生徒たちに、まず合格体験記を書かせるという伊藤真は、常にゴールを見定め、計画を立てることが重要だと語る。そのポイントは「必ず何もしない休養日を立てる」「スケジュールを定期的に見直しする日を設ける」など。また、1日のタイムスケジュールを10分単位で見直し、時間をやりくりすることも大切だという。実例を交えつつ、まさに“目からウロコ”の伊藤の時間管理術のノウハウを紹介する。
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■想定の合格体験記
伊藤塾では、まず最初に行うスケジュール指導は、想定の合格体験記を書かせること。次に、イメージしたゴールをもとに、年間スケジュールをたてる。試験の日はもちろん、試験の合格発表、その後の合格祝賀会の予定まで記す。自分がなんのために法律家になるのか、その法律家になるためのゴールをまず、明確化する。合格という目標を具体的に目に見える形でイメージし、その過程を目に見える形で可視化することが大切。計画をたてることは、今の自分を客観視する、そして、ゴールまでの過程を具体的に見えるようにしていく。


■伊藤さんのスケジュール
合格した年と不合格だった年のスケジュール表の差は、合格発表日の記載がない、すなわちゴールのイメージがないこと。また、休みの日をもうけていなかったことが失敗。とにかく、量をこなすため、四当五落の言葉の通り、1日の睡眠時間を4時間程度に抑え、毎日勉強時間20時間を続けていたが、ダメだった。まさに、受験するだけで力尽きた。合格した年のスケジュール表には、合格発表の日を書き入れ、合格したことをイメージ。そのほか、休みの日や調整日をもうけた。


#LECの文字が目立っていましたが、伊藤さんはLEC生だったんですね。それで、当初はLECで講師をされていたんですね。まぁ、訴訟とかありますが…。
-東京リーガルマインド事件
http://www.jil.go.jp/kikaku-qa/hanrei/data/136.htm


作成したスケジュール表は、机に貼り、全体感を見ながら学習を進めた。所どころにあらかじめ休みの日をもうけた(住み込みの夜警をやっていたので、追い出される日があったとかで、その日は勉強しないことにした)。休みは、休むためのもので、調整日として使うのではなく、調整日は調整日として別途もうけた。伊藤塾では、2週間に1回面談日をもうけて、スケジュールの見直しを行っている。最初から見直し日をもうけることが大切。遅れを取り戻そうとすると、どんどん雪だるま式にふくらんでしまうので、遅れた分は脇へおいて、新たな項目から進めることを勧めているとのこと。先に進むという意識をもつことが大切。


伊藤さんは、スケジュールを細かく分割することで、使える時間を捻出するようにしている。たとえば、昼休みなどは、実際に食事をしている時間は20分程度なので、打ち合わせをしながら食事をするなど、残りの時間を有効活用することにした。24時間を細かく見直すことから生まれる空き時間を有効活用している。1日を振り替えると、結構、思い出せない時間、移動の時間、なにをやっているかよくわからない使途不明時間が存在する。可処分時間を把握し、それぞれの空き時間でできるタスクを考えるほか、細切れ時間をどう有効活用するのかを考える。ただ、仕事を積めるのではなく、趣味のために使う(行き詰まりそうな時間からの開放)なども必要。意識してボーッとする時間を作ることで、普段考えていることが整理されたり、新たなアイデアが生まれたりする。そういう一見、ムダに見えるかもしれない時間が、大きな仕事をするうえで有効な時間へと変貌することになる。


スケジュールはたてることに意味がある。今、自分はなにをしなければならないか、それに対して自分はどの位置にいるのかを客観視することができる。それを守れるかどうかではなく、客観視にこそ意味がある。