NHKの仕事学のすすめ。今月は「“司法試験流” 知的生産術」というテーマで司法試験で有名な伊藤塾の伊藤真さんがゲストで登場されています。会計士試験の勉強でも、独学の方の中には、某ブログや書籍などでも紹介されている通り、伊藤真さんの著書である会社法の書籍をテキストとして学んでいらっしゃる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
■仕事学のすすめ(NHK)
http://www.nhk.or.jp/program/shigotogaku/
http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2011031084SC000/
■伊藤塾
http://www.itojuku.co.jp/
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仕事学のすすめ9月は、司法試験の受験指導で全国的な人気を誇る弁護士で塾経営者の伊藤真さんに、ビジネスパーソンが活用できる知的生産のノウハウを4回シリーズで聞く。
合格率がずっと2,3%台で推移していたことから日本で最難関の試験と言われてきた司法試験。伊藤さんは、これまでの常識を破り、法学部に在籍していなかった生徒にも対象を広げ、元Jリーガー、主婦などさまざまな経歴を持つ合格者を送り出してきた。
背景にあるのは、伊藤さんが本番試験で何が合否を分けるかを洞察した上で編み出したユニークな勉強法の数々だ。さらに、受験生の不安解消にも伊藤さんは独自のノウハウを持っている。
「司法試験の準備に求められるのは、何が必要で何が不必要かを見極める洞察力だ」という伊藤真さんはその手法は一般のビジネスパーソンにも応用がきくと言う。そんな伊藤さんの知的生産術に迫る。
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全4回の放送のうちの第1回で、伊藤さんなりの短い時間でライバルに差をつける勉強法について触れられていました。以下、紹介されていた最短最速勉強法についてのまとめメモです。まぁ、いろんな所で言われている、書かれていることと共通する要素もありますが、ご参考まで。。。
■ゴールへの道筋
今の自分とゴールを直線で結べば、最短ルートで合格できる。直線で結べればいいが、最初の段階で方向を間違えてしまうと、ゴールとはズレてしまったり、努力しなければならない物理量が増えてしまう。これを避けるには、ゴールから今の自分に向かって線を引き、あとはそれをたどればいい。
■勉強量が多いほどチャンス
「合格=能力×気力×方法論」で決まる。つまり、方法論で人と差別化することは、大きな省力化を生む。重要なのは、基礎の徹底。正答率の高い、みんなが正解できる問題を確実に解けるようにすることが大切。司法試験でのほとんどが基本的な問題(正答率が7割くらい)。それを落とさずにすることに集中し、難問奇問(差がつかない)は避けてもいい。難しい問題に時間を割いて間違えるくらいなら、基本的な問題を確実に正解するために時間を割くことが大切。
■量の勉強法の限界
とにかくたくさん問題を解いていけば合格するだろうと考え、書店にある問題集をほとんどすべて解いて挑んだ司法試験で不合格。あれだけ量をこなしたのに……何故?という意識が起こり考えてみた所、どんなに勉強しても本試験では知らない未知の問題が出題される。それは未来永劫続く。そのことから、知らない問題に対処する方法を学ぶ。実際、実務では、正解のない問題ばかり、その方法論を身に付けておくことは大切だと感じ、基礎の部分から論理を積み上げて考えたり、結論を導き出す手法を学んだとのこと。
■読書法
読み込んでいる法律書の脇に目次のコピーを置く。目次を通じて、まずは大まかな全体像をつかむ。その全体像を把握しながら、章立ての関係性などを学ぶことが大切。これは、フォトリーディングの手法に似ていますね。
■暗記法
前提として、忘れてしまうことを恐れない。忘れてしまって当然だと思って安心することが大切。アタマにうまい具合に引き出しを作り、必要になったときに、上手に取り出すことができるようになインプットを心がけることが理想。そのためには、くり返しが大切で、たとえば、1回目の講義が終わったあとに1回目の復習をやり、2回目の講義が終わったあとに1回目をさらっと+2回目をきちんと復習するといった形で多重的に行うといい。そうすることで、全体のつながりや流れが見えてくるようになる。アウトプットを意識した記憶が大切。そのなかでコアな部分を見つけ、そこから引き出せるように整理して覚えていく。
ちなみに、残りの放送は2回だけど、以下のような内容らしいです。
■第3回 9月21日放送
司法試験を受ける生徒たちに、まず合格体験記を書かせるという伊藤真は、常にゴールを見定め、計画を立てることが重要だと語る。そのポイントは「必ず何もしない休養日を立てる」「スケジュールを定期的に見直しする日を設ける」など。また、1日のタイムスケジュールを10分単位で見直し、時間をやりくりすることも大切だという。実例を交えつつ、まさに“目からウロコ”の伊藤の時間管理術のノウハウを紹介する。
■第4回 9月28日放送
スランプに陥った受験生のカウンセリングにも豊富な経験を持っている伊藤さん。第4回ではビジネスパーソン向けにスランプを味方にする自己管理術を語る。伊藤さんが勧めるのは、ストレスの原因の見える化。不安要素を紙に書き出し、原因の原因をさかのぼっていくと、解決方法が見えてくるという。
こうした解決法は自分が司法試験に落ちたショックの体験から生まれてきている。法律も人生も解釈次第でスランプを味方に出来るという伊藤さんに自分自身のスランプを克服した体験を交えながら語ってもらう。
#余談
伊藤塾の教室内の様子が公開されていましたが、PowerPointなんですね。各席にモニタが設置されていて画面を見ることができる。先進的な印象と技術に対しての投資をされているなぁ~と思いました。