紀伊半島に行って来ました。 | 会計士を目指すたろ~のアメブロ。

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2011年12月に行われる公認会計士短答式試験、2012年8月に行われる公認会計士論文式試験を目指して勉強中のたろ~のブログです。勉強に励む日々の学習記録が中心です。会社を退職したのであとがない(!)ことから、並行して司法書士試験の勉強もやっています。

先週の木曜日から水曜日の早朝まで、台風12号で大きな被害に遭われた紀伊半島の南の和歌山県と三重県の県境に位置する熊野川を挟んで対岸に位置する新宮市と紀宝町を訪問してきました。


■台風12号:紀宝の断水解消 熊野968世帯、復旧は18日までに
http://mainichi.jp/area/mie/news/20110914ddlk24040190000c.html

■Google、台風12号で被災した紀伊半島の衛星写真を公開
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1109/09/news071.html


など、さまざまなニュースで報じられていた通り、ここ数十年で最大規模の水害となって床上浸水などの被害に遭われた地域が広範囲に及んでいました。先週末には、水道が一部復旧するも、まだ飲むための水というよりは、浸水した水のドロを落としたり、選択したりという生活水で、しきりにアナウンスでは節水が呼びかけられるとともに、飲み水としては利用できない旨が強調されていました。


また、断水のほか、固定電話やインターネット回線が利用できないといった状況が続いているほか、テレビが浸水したりするなど、情報は、地域に設置されたスピーカーから流れる地区の放送とホームページやTwitterなどの情報に限定されているため、ITリテラシィや住む地域によって、情報格差が起きているほか、道路は早めに整備されたのですが、鉄道が寸断されており、バスや車でしか現地を訪れることができないといった状況でした。


交通手段がそういう状況だったので、東京からストレートに現地を訪問できる手段は、深夜バスしかない状況で、そのバスを利用して現地を訪れました(注:結局、現在では三重県の熊野市まで電車が通じており、新宮市までは振り替えバスがあるという状況で、電車で行ける距離が伸びています)


■西武バス(大宮・池袋・横浜~紀伊勝浦)
http://www.seibubus.co.jp/kousoku/nanki/index.html
■発車オーライネット(インターネットバス予約サイト)
http://www.j-bus.co.jp/web/


深夜バスは初挑戦だったのですが、やはりちょっと体力的にキツかったです。同社のバスの仕様なのかもしれませんが、バスに乗車してから下車するまで、寝ている方もいるからとのことで、窓のカーテンは閉めたまま、ほとんど消灯された状態で、特にやることもなく、退屈な時間を過ごさざるを得なかった(ケータイなどの充電はできないし、光もかなり目立つ状態)のと、途中休憩が2回しかなかった。また、座席も(少なくとも私にとっては)寝られるような状況でもなく、さらに、1時間半近く遅れるような状況で、疲れ果ててしまいました。


■現地のみかん農家の方のブログ
http://ameblo.jp/mikan321403/
時系列で情報がまとめられているので、現地の状況や写真などを確認できます。今回写真を撮る機会があまりなかったので、写真をご覧になりたい場合は、こちらを見ていただければ、状況わかるかと思います。


<新宮市>
新宮市と紀宝町を結ぶ橋が2本あるのですが、下の橋には木が引っかかるなどしていたので、そこまで水が来ていたのか?という感じで、すごかったです。ただ、和歌山県側は堤防が高く、どちらかといえば、三重県側の方が国道に出されたゴミの量がハンパなく多いような印象で、被害が大きいような印象でした。ただ、その熊野川の少し上流の新宮市の範囲や奈良県十津川村の状況は、テレビで報道されている通り、隔離されてしまっているような状況で、そちらの地区には行くことができませんでした。


<成川地区>
熊野川を挟んで三重県側の対岸が成川地区で、堤防を越えて熊野川の水に襲われた地域では、家の1階部分がそのまま水流に流されているような住宅もあり、柱しか残っていないような場所もありました。土地の低い地域では、1.5~3m近く浸水の被害に遭われ、家具や家電はもちろん、車などが使い物にならないようになってしまったようです。訪問したときは、被害から数日が過ぎていたので、道端の空き地部分には、家具やら畳やら家電やら、さまざまな粗大ゴミが出されているような状況でした。


<相野谷地区>
成川地区から少し熊野川を上流に上った先には相野谷地区があります。この地区もテレビで報道されていた通り、熊野川の源流の一つである相野谷川の氾濫があり、通常の家の2階部分まで水に浸かるなど、被害が大きかったようです。電線にも木が引っかかったりしていましたので、流されたら大変だったかと思います。あとは、山が結構崩れていて、山に逃げるのもちょっと怖いような印象でした。


■お手伝いした内容
実際にお手伝いした作業の内容ですが、まず、床上浸水したような過程では、残ったドロの洗い出しや床の拭き掃除したり、家具や家電のゴミ出しをしたり、補給物資を取りに行って配布したりする作業を行っていました。たとえば、本棚などは、本が水を吸っているため、本を取り出せないので、本棚ごといったん壊して、濡れた本を取り出したあと、家具を捨て、本を縛って捨てる。ピアノなどは、専門の業者さんに分解してもらって運ぶ、ドロが付いているもののまだ使えそうな家具はブラシで丁寧に洗ったあと、ぞうきんで水拭きをくり返すなどといったような状況です。また、情報を得られる方法が、モバイルインターネット中心だったこともあり、ケータイ(ガラケー)でTwitterで新宮市や紀宝町、那智勝浦町のそれぞれの自治体が情報を発信されているので、その情報の見方を紹介したり、生活家電(洗濯機、掃除機、炊飯器など?)の購入を手伝ったりもしました。


基本的に会社などと違うのは、みんな同じベクトルで動いているので、作業も早いし、意思疎通もうまくいっていたかな?と思いました。会社もパレートの法則とか言っていないで、こうなるのが、理想ですよね。。。


■台風被害のゴミ続々 紀宝町
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001109090004
■被災による家屋の修繕名目の悪質商法・詐欺にご注意を!
http://www.city.shingu.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=23337


作業をやっているなかで、話題に挙がったのは、悪質商法や詐欺が起こっているとのこと。この地域、現地では農業や観光などを中心とした仕事しかないため、若い人は和歌山県側も三重県側も北の地域に就職するケースが多いとのことで、高齢者世帯が多いのが特徴とのことで、このような被害が発生する可能性が高いと懸念されていました。また、紀宝町側のゴミ置き場でも、オークション目当てと思われるゴミの盗難(まだ、洗ったりして使えると判断しているんでしょうか?)や家電製品の基板や電子部品の部分だけを盗難していく業者、どこかの地域から持ち込まれた(であろう)家電リサイクル法で有料なテレビや冷蔵庫、パソコンなどのポイ捨て(明らかにドロとか付いていなくてキレイなもの)があったりと、いろいろ問題山積状態なようです。


ただ、東京で毎日閉じこもっているだけではわからないような地域の現状などがわかったこと、普段使わないような体を使った作業を行えたことが新鮮でした。まだまだ、ボランティアが足りていなかったり、義捐金などの募集をしているようなので、継続的にチェックしていきたいなぁ~と思いました。


■新宮市
http://www.city.shingu.lg.jp/forms/menutop/menutop.aspx?menu_id=1528
■紀宝町
http://www.town.kiho.mie.jp/
■那智勝浦町
http://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/forms/top/top.aspx