アクチュアリー | 会計士を目指すたろ~のアメブロ。

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2011年12月に行われる公認会計士短答式試験、2012年8月に行われる公認会計士論文式試験を目指して勉強中のたろ~のブログです。勉強に励む日々の学習記録が中心です。会社を退職したのであとがない(!)ことから、並行して司法書士試験の勉強もやっています。

公認会計士試験に合格された方のブログを拝見していると、不動産鑑定士やアクチュアリーを目指している方に出くわすことが多かったので、アクチュアリー試験について調べてみた。アクチュアリーは、日本アクチュアリー会が実施している民間資格で、「確率・統計などの手法を用いて不確定な事象を扱う数理のプロフェッショナル」とのこと。私は大学時代に数学科だったこともあり、ちょっと興味がわいた。


【参考】日本アクチュアリー協会
http://www.actuaries.jp/menu_j.html


現在、日本アクチュアリー会には3,500人以上の会員が存在しており、会員の大多数は生命保険会社、損害保険会社、信託銀行をはじめ、各省庁、さらにはコンサルティング会社、監査法人、再保険会社など、多彩な分野で“数理業務のプロフェッショナル”として活躍しているとのこと。さらに、近年は、コンサルティング会社に所属し、保険会社などに対してコンサルティングを行うアクチュアリーや、監査法人に所属し、中立的な立場から外部監査に携わるアクチュアリーも増加しているとのこと。


こういう理由から会計士試験合格者の方で、アクチュアリーを目指されている方が増えているのかな?と思った。ちなみに、アクチュアリーの準会員になるのに約5年、正会員になるのに約8年程度が必要ともされているとのことで、母集団はよくわからないですが、難関資格であるようです。


■アクチュアリーの会員種別
研究会員:アクチュアリー第1次試験で1科目以上合格して会員登録した方。
準会員:アクチュアリー第1次試験で5科目すべて合格した方。
正会員:アクチュアリー第2次試験に合格し、プロフェッショナリズム研修を受講された方。
※ちなみに、正会員は3万円、準会員・研究か委員は1.5万円の年会費がかかる。
※研究会員にならないと、合格科目はリセットされる。


【参考】日本アクチュアリー会正会員までの流れ
http://www.actuaries.jp/examin/index.html


アクチュアリー試験は、毎年12月末に行われており、各科目3時間ずつのマークシート方式(ただし、選択式ではなく、数字をマークする形式の模様)で行われているようです。1科目1万円(会員は7,000円)。受験するには、大学卒業などの学歴が必要なようです。


【参考】資格試験情報
http://www.actuaries.jp/examin/info.html


<アクチュアリー資格試験の概要>
■第1次試験(基礎科目)
目的:第2次試験を受けるに相当な基礎的知識を有するか否かの判定
受験資格:
(1)学校教育法による大学を卒業した者
(2)試験委員会が大学を卒業と同等の資格試験受験に必要な基礎的学力を有すると判断した者
試験科目:
次の基礎科目(5科目)から構成されています。
・「数学」
・「生保数理」
・「損保数理」
・「年金数理」
・「会計・経済・投資理論」


■第2次試験(専門科目)
目的:アクチュアリーとしての実務を行う上で必要な専門知識および問題解決能力を有するか否かの判定
受験資格:第1次試験全科目(5科目)に合格した者
試験科目:次の3つのコースから1つを選択します。
 生保コース……「生保1」、「生保2」
 損保コース……「損保1」、「損保2」
 年金コース……「年金1」、「年金2」
いずれのコースも、専門科目2科目から構成されています。
なお、いずれのコースを選択して合格した場合でも正会員資格としての区別はありません。


【参考】問題例
http://www.actuaries.jp/examin/sample.html
【参考】参考図書
http://www.actuaries.jp/examin/books.html


アクチュアリー試験の対策について、まとめられていたページがありましたので、参考まで。
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司法試験とアクチュアリー試験の難度は人により違う。アクチュアリー試験が難しい理由は、年1回の試験であること、時間の少なさ、情報の少なさ及び書籍・予備校の少なさ等であるが、高3+αの基礎を習得し正しい方法で勉強すれば文系出身者でも十分合格可能でそのような例は珍しくない。したがって、文系でも興味と数学の基礎力がある方は「司法試験より難しい」という評判に惑わされずアクチュアリー試験受験を検討してほしい。
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【参考】2010-02-17 アクチュアリー試験のカラクリ
http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20100217


とりあえず、目下は会計士試験なのですが、今後検討する資格の1つとしてメモ程度の備忘録としてブログにまとめておきました。