なぜかブログをやってみようと思ってみたところで、タイトルを決めるときにやってみたのが本名のアナグラム。本名をてきとうにもじってみたら
「ただ生きとくだけでいい」
となった。なかなかいいじゃない?じつは、最初にまず思いついたのは
「テキトウだ」
だったけど。それじゃあまりにテキトウだ。
さて、最近よく思うのが、いろいろな人の不満とか悩みというのが、往々にして自分と他人の単純に比べてることが関係していることが多いなぁということだ。他の人と比べてもしょうがないということをしっかりと認識していない人が多すぎるなぁと思う。(もちろん自分のことは棚に上げておかないとこういうことはかけないわけだけど)
心理学でもそういう例はよく知られているようだ。例えば、
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ボス「君は若くして、その年で責任のある仕事と年収も30万ドルももらっていて何が不満なのかね?」
部下「だって、同僚のあいつは30万1000ドルもらってるんですよ」
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という会話、ほんとにあるということだ。人間の悲しい習性なんですな。自分で自分を不幸にする思考というか。
こういう人と自分を表面的に比べるマインドを持っていてはいつまでたっても満足できない。たとえ勝ったとしても、そういうことによって支えられた自尊心はもろいものだ。
そういう意味でも、日本の受験勉強の文化のおかしさは明らかだと思う。偏差値の高い学校に入ることがそれだけですごいというわけがない。その人にとってそこまで至った経緯が誇れるかどうかということが大事なのだ。
人間というのは実に多様な面を持った存在であり、その深さというのは計り知れないものがある。それぞれの人がそのときそのとき全く違う状況におかれていて、その人なりの人生の受け止め方をしているわけだ。だから、ただ生きているだけでも、その人にとっては計り知れないほどの偉業なんだということがあると思う。
だから僕は「ただ生きとくだけでいい」と思う。