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21日は全国的に5月並みの暖かさから一転、冬の寒さとなりました。そんななか、気温の乱高下による「天気痛」に悩む人が続出しています。
【写真を見る】寒暖差が引き起こす「天気痛」の対策は?三連休は気圧が下がるタイミングも…警戒が必要【Nスタ解説】
雨の日にズキズキ…「天気痛」とは?
南波雅俊キャスター:
SNSでは「気温差が激しすぎて体がついて行かない」「天気の悪さで、肩こりや頭痛がひどい」という声があがっています。
25年ほど前に「天気痛」というものを名付けて以降、診察などを行っている愛知医科大学客員教授天気痛専門外来の佐藤潤医師によると、「天候の急変で体調不良を訴える人が爆発的に増えている。“天気痛”の可能性があるのでは」とおっしゃっています。
【天気痛とは】
天候や気圧が変化→耳の奥にある「内耳」が敏感になる→自律神経が乱れる→痛みなどの症状
具体的な症状:頭痛、肩こり、めまい など
佐藤先生によると、4人に1人は天気痛なのではないかということです。
國本未華 気象予報士:
アプリなどで天気痛予報もあるので、そういうものを事前に見て情報を知ることは大事ですよね。
日比麻音子キャスター:
気温差があまりに大きいので「今日はだるいな、体が重いな」という感じがします。
弁護士 萩谷麻衣子さん:
私は結構、頭痛とか肩の痛みがおこることが多いですね。多分“天気痛”なんだな、と聞いてて思いました。ただ、そのときは元々体の体調が悪かったり、睡眠不足だったりするので、そこもまた整えることが重要かなと思いました。
「天気痛」になりやすい人は?対策は?
南波キャスター:
どういう人が気をつけなくてはいけないのか。
▼よく耳鳴りがする:耳鳴りは内耳が大きく関わっていることが多く、内耳が敏感になっていたり何かトラブルが起きている可能性も
▼乗り物酔いしやすい
▼雨が降るのが分かる:気圧の変化に敏感なタイプの人で、天気痛になりやすい可能性がある
▼デスクワークで運動不足:自律神経が乱れやすい
ウェザーニュースの天気痛予報ですが、22日は「警戒」のマークが多いですね。
國本 気象予報士:
19日から20日も少し気圧の変化がありましたが、低気圧が来て、雨が降るタイミングは気圧が変動しやすいですね。
南波キャスター:
どういう対策が必要なのか。▼耳の後ろを温める、▼両耳をつまんで上下あるいは横に動かす。そうすると、内耳周りの血流が良くなり、自律神経が整いやすくなるということだそうです。
3連休の関東に雪の可能性
國本 気象予報士:
この先、低気圧がくると天気が崩れ気圧も下がります。いま前線の影響で雨が降っていますが、23日からの3連休はどうなのか見ていきたいと思います。
前線が北上して低気圧が少しかかる可能性がありまして、太平洋側を低気圧が通ります。そうなると天気が崩れ、気圧も下がるタイミングになります。
ですが24日に一度天気が回復します。3連休の中でここが一番晴れ間が出やすいタイミングですが、その後ふたたび3連休最終日の25日を見ると、内陸で雪の可能性もありますが雨予報で、このタイミングに低気圧が発達しそうです。
そうすると、より気圧が下がり体調に変化がある人がいるかもしれません。
井上貴博キャスター:
通常1か月後ぐらいの天気じゃないですか、「菜種梅雨」と言われるような。
國本 気象予報士:
そうですね、季節がだいぶ早く進んでいて、雨の量もしばらく多い傾向になっています。
日比キャスター:
天気のせいだと思って無理は禁物ですね。
萩谷さん:
私は首のマッサージをすると結構治るので、さきほど紹介された「耳の後ろを温める」というのも関係してるのかな、と思います。
南波キャスター:
内耳の周辺の血流ですから、もしかすると首のマッサージもいいかもしれないですね。
國本 気象予報士:
22日以降の週間の天気は、しばらく太平洋側中心に曇り・雨の日が多いですが、24日土曜日は晴れ間が出ます。気温がずっと全体的に低いので、気温の変化にもお気をつけください。