どもども~。
今日は、タイトルの通りオピオイドの力価換算についてお話います。
実はつい先日、こんなことが。。。
Dr 「いま、オキシコンチンを飲んでいる患者さんなんだけど、どうやら錠剤がのめなくなってるらしいんだ。
本を見てみると、デュロテップって貼り薬があるでしょ?これでいきたいんだけどどうしたらいい?
あと、レスキューではオキノームを使っていて。コレもどうしたらいい?」
と、
ちょっとテンパった?感じで電話が店舗にはいりました。
それにツラれて?うちのスタッフからテンパって僕の携帯に電話が入りました。笑
そのほかにも、
先生はアクレフはどうなの?とか、持続皮下はどうなの?とか質問攻めだったみたいで、
かなりスタッフはてんてこ舞いの様子でした。
(いつも本当によくフォローしてくれているスタッフです。いろいろ一生懸命調べてくれてたみたいですが、そもそもの質問の量が多かった。)
さて、
このブログを見ている方が薬剤師さんであったり、
麻薬に精通している医療従事者の方でしたら、
名前から何の薬なのかはご存じでしょう。
もしくは、この状況をすんなり想像して処方設計までされているかもしれませんね!
▼麻薬の投与量の換算
さてさて、
伝言ゲームでうまくいったことはほとんど記憶にないので、Drに直接電話しました。
そこで、
今回の話を簡単に整理すると、
①現在、がんの疼痛緩和として医療用麻薬で痛みをとっている患者さんが、
錠剤タイプの薬が飲めなくなった。
そこで、
②飲むことができなくても使える、同じような薬はありますか?
あれば、
③その使い方と容量を教えてほしい
=要は処方をコーディネートしてくれない?的な。
ということです。
なんで、
いろいろと伝授してみました。
★状況★
① 内服(口から飲む)ができない状態
② Drはなんとなく薬は知っているが、詳しい計算は薬剤師に任せたい
③ できれば、フェントスのような毎日張替えの薬のほうがわかり易いだろう。
まず、
状況①をクリアするために剤形の提案です。
状況③も考慮すると、
・コントロールにフェントステープ
・レスキューにアンペック坐剤(アクレフは販売されていなかった)
次に容量の換算です。
コレもよくある表を使えばさほど難しくありません。
・オキシコンチン80mg ⇒ フェントステープ4mg
・オキノーム15mg ⇒ アンペック15mg(15の規格がないので10mgで収まらなければもう一個追加)
としました。
と、
ここまでできれば移行のタイミングだけですね。
持続的に薬が体内で効いているには途中で血中濃度が低くなってはいけません。
そのために、薬剤を変えるときには血中濃度の隙間がないようにやる必要があるのです。
今回のフェントスは12時間かかって、やっと効果が出始めます。
(一日中聞いているお薬は持続する分緩やかな立ち上がりなのです)
なので、12時間は前のお薬が有効でなくてはいけません。
そうすると、オキシコンチンは12時間持続する薬なので、
フェントスを張ると同時に一回分飲みます。
こうすることで有効血中濃度のリレーがうまくいき、
痛みが出ることなく切り替えがうまくいくんですね。
よかったよかった。
▼麻薬の力価換算が簡単にできるアプリ
さてさて、
いろいろ書きましたがなれればさほど難しくない換算計算ですが、やっぱり一人でやるのは不安だったり、あってるか確かめるようなものがほしいときがあります。また、手元に資料がないなど急に回答を求められると不安ですね。
そんな、
医療用麻薬にかかわる方へのお役立ちアプリがありますのでご紹介します。
オピオイド計算器「オピカル」
↑こちらです。オピオイドローテーション、レスキュー投与量の簡易な計算器です。
ちょっと、リンクのみで味気ないですが。。。笑
インターフェイスとしても簡単がゆえ、
体感的にすぐ操作できます。
ぜひ、
医療用麻薬を扱う方はダウンロードしてみてください。
(2013/6月現在、無料です!)