セッションで、心と身体の不思議な関係について学ばせてもらうことがあるんよね。

 

 

 

先日の依頼者さんは大病を何度もされてて。

 

 

 

それを何度も乗り越えられてる。

 

 

 

そして今現在もまた病が見つかり、もうすぐその手術があるという。

 

 

 

オンラインでお顔を見て話している限りは、まるでどんよりしたムードがない。

 

 

 

明るい、感じの良い素敵な方。

 

 

 

「なぜこんなに病気ばかりするんでしょうね?」と仰りながらも、実はそれがお母さんとの関係性に由来しているのではないか? とご自身で推測されてたん。

 

 

 

そのお母さんというのが、今この言葉を使っていいのかわからないけど「ヒステリック」なタイプ。

 

 

 

自分の思い通りにならないと感情が爆発して家族に当たり散らす母親、というのは私も同じだったので雰囲気はわかる。

 

 

 

依頼者さんと私との違いは、私は早々に家を出て距離をとったけど、依頼者さんはご本人曰く「逃げ遅れて」今も二世帯住宅ではあるけどもほぼ同居。

 

 

 

お母さんは依頼者さんが幸せになることを望んでいない、らしい。

 

 

 

「あなたは幸せにならなくていい」「なんであなたが幸せそうにしてるの」なんて言葉をかけられるそう。

 

 

 

依頼者さんがちょっとした怪我や病気ではなく、一般的には一度でもかかれば大変な病を何度もされているのは、心を守るために身体がとった対策なんやろな、と感じたん。

 

 

 

お母さんに対してのメッセージ。

 

 

 

「私はこんなに弱ってるからもう攻撃しないで」という。

 

 

 

もしかしたらそれに加えて「だから優しくして欲しい」という願いも込められてるんやと思う。

 

 

 

私も、「自分の理想の母親のふるまい」を実際の母親に望みながら生きてきて、50歳ぐらいでようやくそんなものは永遠に叶わない、と思えるようになったん。

 

 

 

それこそ永遠に「あの人はああいう人」なので。

 

 

 

恐らくこれもまたひとつの執着の手放しであるんやろうね。

 

 

 

話は戻って、今回の依頼者さんのように身体に起こる不調がなんらかのメッセージである、というパターンは多いん。

 

 

 

割りと多いのは「ここらで一回休みなさい」とか「ゆっくり自分と向き合う時間を作りなさい」みたいなもの。

 

 

 

病気は、それも大病なんてしたいと思う人はおらんやろけども、そうなるからにはきっと理由があるんやろなと思う。

 

 

 

今回の依頼者さんに対しては、お母さんとの関係性が変われば、というか依頼者さん側の気持ちの持ちようが変われば、多分身体も落ち着いていくんじゃないかな、と感じたん。

 

 

 

たとえお母さんに大切にしてもらえなかったとしても、自分まで一緒になって自分をいじめることはない。

 

 

 

いじめてるつもりがなくても、「私なんて」と思ったり、本当の気持ちを表に出さずにずっと溜め込んだりするのは、いじめてるのと同じこと。

 

 

 

自分の心というものを、自分の中の小さい子供とイメージしたなら、その子に対して「あんたなんて」と言ったり、「何も発言しないで」「あんたの気持ちなんてどうでもいいのよ」って言うかな?

 

 

 

ってこと。

 

 

 

みんな自分の心は自分自身やと思うから扱いが雑になるのかもね。

 

 

 

特に自分を後回しにするクセがついてる人は。

 

 

 

少し客観的に切り離して見ることが出来たら、丁寧に扱えるかもね。

 

 

 

大きな魂としての自分が、心という傷つきやすい子供を扱うのだ、という視点で。

 

 

 

なんてね。

 

 

 

私の依頼者さんはほんまみんなええ人ばかり。

 

 

 

そのええ人が自分で自分をしんどくさせてる場合が多くて、「もっと自分を大事にしてあげて~」って思うことが多いんよ。

 

 

 

「あなたはもっと大切に扱われるべき人間やし、大切に扱われる環境に居ればすごい力を発揮する人なんやから」

 

 

 

って毎回思う。

 

 

 

そして多分、依頼者さんに言うてると同時に自分自身にも言ってるのかもね。

 

 

 

自分の心をぞんざいに扱ってきた歳月をちょっと反省しながら。

 

 

 

11月はまだ空きが有りますのでよろしければ~