話が過去に遡りますが

これを書いていませんでした。





さおりと対面を果たしてから
当初の予定通り
田舎に帰ることを夫に伝えました。



「なえと一緒にいたい。
    悪いことしたと思ってる。
    俺、変わるから一緒にいてほしい。
    絶対大事にする。」



「私と一緒にいたいなら
    あなたが田舎に来ればいいよ。」


「、、、、、
    、、、仕事がある、、、、」



「辞めたら?
    今度はあなたが辞めればいい。

    私は仕事を辞めてここに来たの。
    そしたらこんなことになって、、

    私がどれほどの思いで
    ここに来たと思ってるの?

    私の仕事は大したことなくて
    あなたの仕事は大事なの?

    コロナ禍に会社規定まで破って
    ブスとあちこち出かけてたよね。  

    私はちゃんと守ってたから
    あなたには会えなかったけど
    あなたはブスと会ってたよね。

    その程度の仕事辞めたらいいよ。」



淡々と言うと
夫は言葉に詰まっていました。




暫くして




「一人にしないで。」 



ポツンと言いました。




雨の中、捨てられた
子犬のようでした。

死んだ目とも違う
瞳の奥底まで哀しい目。

夫が小さく見えました。




『一人にしないで。』

この言葉を言われるのは2回目。
浮気が発覚したばかりにも言われました。

今書いてても夫は
1人で居られない、孤独が恐怖の
アダルトチルドレンなんだな
って思います。





私自身にも迷いがあったから
この言葉には動揺しました。




夫との結婚生活を
思い描いていた7年間。

結婚したら一緒にあちこち行こう。
猫を飼おう。犬もいいなぁ。
老後は田舎に家を建てて
お庭をバラいっぱいにしよう。
なえとはもう結婚してるように
思う時もあるよ。

夫によく言われていました。



そして
夫のことを気にかけてくれる人は
私以外誰もいない。

同居してからも
両親、元嫁、子供との
問題が次々と起こり
可哀想に思う気持ちもありました。




すっぱり切れませんでした。




ましてその頃の夫は

今までの嘘を少しずつ吐き出して
その度に私は怒りましたが

アダルトチルドレンという
自分の特質とも向き合い
心理学系の本をたくさん読んだり
自助グループに参加したり
努力していました。

謝罪もありました。



悩んだ末
別れないことに決めました。



私にとっては
裏切られた事実は一生の苦しみで
別れても地獄。
一緒にいても地獄。


夫といたら
経済的には安定するし
夫はよく気が付いて
家事も進んでしてくれる。


私を見てくれている。




だから今、一緒にいます。