浮気発覚のブログを書いてから
やっぱり負の感情が蘇ってきて
夫とギクシャクしていました。


夫が今、どれほど反省して
どれほど尽くしてくれても
負の感情は心の奥で
いつもくすぶっています。


3日前のこと。
出先で私が放った言葉が
夫を傷付けました。

夫は家に着いても
車から降りられませんでした。


ショボボボボボーン。

時々なるの。


心が弱い人だとは知っていましたが
ここまでの落ち込み様は
浮気発覚前は見たことがなかったし
全く想像できませんでした。


ショボンとなると決まって
私に背を向けて
か細い声になります。



「ショックで、、、


    力が出ない。」



アンパンマンか!


おんぶとかお姫様抱っことか
頭に浮かんだけど
到底無理!

第一それは夫が望まない。



気がかりだけど夫を車に残して
先に家に入りました。



買い物した食材を納め
お風呂掃除をしてリビングに戻ると
夫がいました。


「俺を傷付けたくて言ってるんだろ?」

「傷付けたいとか
    おとしめたいとか
    そんな気は全く無くて
    裏切られた憤りとか悔しさだよ。
    いつでも浮かんでくるの。」


それから私は

引っ越してきた時の思いとか
私の両親や子供を含めた思いとか
仕事を退職するまでの経緯とか
何年も前からの結婚への
心づもりを話しました。


聞いているうちに夫の頭は
どんどん下がっていきました。

「申し訳、、、なかった。」

絞り出すような声で
そう言うと、夫は泣きました。

また暫く動けませんでした。



実際浮気をしているので
この表現が正しいのか分かりませんが

夫は誠実で正直。
真面目でとても優しい。
常に周りに気を配って
生きてきた人です。

そのはずでした。



8年前、夫は会社の先輩から
出会い系サイトを教えてもらい
そこから女遊びが始まりました。


夫は、ひとしきり泣いて
顔をあげると言いました。

「前の結婚で
    わがままな奥さんに尽くして
    良い家庭にしようと
    一生懸命頑張ったのに

    奥さんには良いように使われて
    離婚して子供とも離れて。

    片や先輩は
    家庭もうまく行ってて
    遊ぶ女もたくさんいて。

    羨ましかった。

    自分のことを
    正直者がバカを見る
    みたいに思った。」



「何でゆうとは
    一生懸命頑張ってきた自分を
    誇らしく思わなかったの?

    何で先輩を軽蔑しなかったの?

    奥さんを騙して
    女遊びしてる人なんか
    カッコ悪いよ。

    真面目で誠実なところが
    好きだったのに。
    自分で自分を下げて
    堕ちるところまで堕ちたんだよ。」


それを聞いて
夫はまた泣きました。