星を散りばめた秋の花、アケボノソウ と タカネハンショウヅル
近くの山へ、ちょっと山歩きに出かけました。そこで出会ったのが、アケボノソウ。白い花びらに、黄色い模様と黒紫色の小さな斑点。まるで秋の夜空に星を散りばめたような、なんとも不思議で美しい花です。名前の「アケボノソウ(曙草)」は、花びらの先にある黒紫色の斑点を、夜明けの空に残る星に見立てたことに由来するといわれています。黄色い模様は、夜明けの光を思わせます。もうひとつ出会ったのが、タカネハンショウヅル淡いピンク色の花が、うつむくように咲き、花の先がくるりと反り返った姿も、なんとも愛らしい。名前の「ハンショウヅル」は、花の形が火事などを知らせるために鳴らした”半鐘(はんしょう)”に似ていることに由来します。「タカネ」は「高嶺」と書きますが、実際には低い山の林縁などでも見られる、つる性の植物です。キンポウゲ科の植物で、花びらのように見える部分は、実は萼(がく)。秋に花を咲かせ、花のあとには白い綿毛をつけた種ができます。