312回
このブログは何だ?と思う方は、2024年12月3日付の第1回をお読みください。
P.135~136
第4章 人の与える印象について
「それは七面倒くさい非礼などを責め立てて、そのために首を賭けようなどという酔狂者もあるまいし、そうした非礼の多くが暗黙のうちに寛容されているからである。右の説明を裏書きするかのように、政治的・財政的な方面で真の名誉尊重の欠けたことが認められるような国民の間には、むしろ決闘が全盛を極め、血に飢える真剣味をもっておこなわれている。こういう国民の私的取引における名誉尊重がどういう状態にあるかは、それを実際に経験した人に問うてみればわかるだろう。ましてやそういう国民の都会的生活の華やかさや社会的教養は、悪い意味での典型として、つとに有名である。」