わたしの秋は…
私の秋は読書の秋です!
レフ・トルストイ:北御門二郎 訳
地の塩書房
北御門二郎先生が昔、ハルピンのとある古本屋で手に入れられた原書!トルストイ自身が納得した著述本で、臨終の数日前、突然彼は枕頭の娘タチャーナに頼んで、「文読む月日」の、十月二十八日の条を読んでもらい、「みんないい、みんな簡潔でいい、そうだ、そうだ」と呟いたという事です。
因みにその条に出てくる言葉を二つ!挙げてみましょう。
「苦悩は活動への拍車である。
そして我々は活動の中にのみ生命を感ずる」
「順境に慣れてはいけない。それはたまゆらに過ぎ去る。持てる物は失う事を学び、幸福な者は、苦しむ事を学がよい」
この時既に、トルストイの3大長編その他のポピュラーな大部分の作品を翻訳されていた北御門二郎先生は、この本に出会い、新しいトルストイ・さらに深いトルストイをそこに発見されました。結局先生は、この本の翻訳に15ヶ月の日時を掛けておられます。
この本が出版された後に頂く先生のお手紙には、必ず
「ひとり灯火のもとに文をひろげて、
見ぬ世の人を友とするぞ、こよのう慰むるわざなる」
という言葉が添えられるようになりました。
土を耕すトルストイ!
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読んで頂き、ありがとうございました。🐈⬛🌷🐾💫
Hasta luego!
Nos vemos pronto!!!
Gracias! siempre!!!
児童文化研究者
miyata.でした!📍



