ReadOnlyなのかWrite/Executeなのか?2のつづき。

MSXのマッピーがヘボくて、ファミコンのマッピーの出来が良いのなら、
最初からMSXを買わずにファミコンを買えばいい。

しかしオレには恐らく生まれつき持っていると思われる拘りがあった。

オレ「ファミコンのマッピーは出来が良い。マリオブラザーズもドンキーコングも出来が良い。」

「でもオレはゲームを『プレイ』したいわけじゃあないんだ。」

「単に誰かが作ったゲームをプレイするのは、遊園地でジェットコースターに乗るようなものだろう。」

「ジェットコースターがいくらスリルがあっても、ただ決められたレールの上を走るだけだろう。」

「そこには用意された予定調和しか存在しない。」

「オレはそんなことがしたいんじゃない。ゲームを『作りたい』んだ。」

「自分で世界をCreateしたいんだ!」

とか思っていた。

改めて自分の気持ちを再確認したオレは「こんなヘボいマッピーで遊んでいる場合ではない。」
「プログラミングの勉強をしなくてはならない!」と思った。

と言っても、プログラミングの勉強とは何をすれば良いのだろうか?

とりあえず押し入れに並んでいたマイコンBASICマガジンの中から1984年8月号を抜き出した。

MSXのゲームのプログラムを、青いベーシックの画面に入力する。

ブラインドタッチも出来ず、人差し指で小さい字で印刷されたコードを1字ずつ打ち込む。

ひいひい言いながら、4時間かけてやっと全部のソースを打ち込み終えた。

RUN(プログラムを実行)

MSX「Syntax Error in 15」

なんだこれ?意味がわからん。

15行目にエラーがあるのか?

画面に入力した文字と、マイコンBASICマガジンのソースコードを見比べると、確かに入力したソースに誤字があった。

この修正作業を延々と繰り返す。

さらに2時間かけてやっと全てのエラーを修正することができた。

部屋の窓からオレンジ色の西日が差していた。

日曜日の朝9時から入力を開始して、終わったのが16時だ。

ほぼ丸一日潰れてしまった。

しかし、これでゲームが動くはずだ。

オレはドキドキしながら実行コマンドを入力した。

つづく。