このところ、YouTubeのいくつかの朗読チャンネルで、にわかに太宰治の作品が立て続けにアップされている。
ちょっと調べたら6月の19日が太宰の誕生日で、13日は命日
いわばその7日間は太宰ウイークなのだった。
太宰作品は特に好きでも、そういったメモリアルには全く疎い自分。
好きなのは『晩年』の中の『魚服記』『猿ヶ島』『列車』『ロマネスク』、『葉桜と魔笛』、『竹青』など。
絶筆となった『グッド・バイ』も相当面白いと思うけど、これからという所で未完となってしまって本当に惜しい。
(中には読んでいて正直辟易するような作品もあるけれど、真の太宰ファンにとってはそういうものもたまらないのかも)
先に挙げた中でも一番好きな『竹青』の朗読を貼っておこう。
そして、太宰治失踪の報が伝えられた15日の朝のことを冒頭に書いた友人・亀井勝一郎の書
へえー、「桜桃忌」と呼ばれる19日には太宰の墓石の刻字に参拝者がサクランボ(=桜桃)を詰め込むんだ😮
(これはちょっとついて行けないかも……😓キモ)
太宰自身に特別 桜桃 への思い入れがあった訳でもなし
(※「桜桃忌」は太宰の死後に他者が命名した)
俺なら『グッド・バイ』由来でカラスミ詰め込みたいかも。
周辺のカラスにとってもその方がご馳走だろう。
賑わうカラスの声でキヌ子の“鴉声”を偲ぶのも一興。
(その中には竹青もいるかも)
『グッド・バイ』の朗読はこちら↓