小澤征爾の追悼番で2002年に小澤が指揮したウィーン・フィル / ニューイヤーコンサートがNHKで再放映された。
今年の元日はあの大地震で…毎年恒例のウィーンからの生放送が直前で取りやめになり
1月の、かなり後になってから録画で放送された。
今回の放映は、もちろん先般亡くなった小澤を偲ぶものだが
中国が実施しているような「旧正月」を鑑みれば
時期もぴったり、むしろ失われたクラシックファンのお正月が
ようやくふさわしい形でやって来たようにも思われた🎍
《こうもり》序曲など名曲の入ったプログラムの楽しさと
(個人的には今年のプログラムよりもいいと思う🙊)
アンコール(ドナウ)前の新年のあいさつを楽員が各国の言葉(母国語?)で一人ずつ言って
(卒業式の「呼びかけ」みたいな)
奥さんが日本人のコンマス、ライナー・キュッヒルが日本語で新年おめでとうを言い
最後に満州生まれの小澤が「新年好(シンニェンハオ)」と中国語であいさつして一回りしたのは
まさに旧正月にふさわしい😄🐉
客席の娘と息子(小澤征良・征悦)の姿も何度か映って
楽しさにあふれていた。
さらに、続いて放映された2016年のウィーン・フィル日本公演(サントリーホール30周年記念 ガラ・コンサート)の
最後のアンコール曲はヨハン・シュトラウスのポルカ《雷鳴と電光》
ズービン・メータと小澤が二人で指揮台に上がって演奏するという趣向
(最初は二人で指揮台に腰掛けてたし、指揮するいうよりじゃれ合ってたけどw)
演奏終わりにはクラッカーが発射されて金ピカのリボンと紙吹雪がホールに舞った
(大晦日テレ東のジルベスターコンサートのカウントダウンみたいな)。
楽しく送る良い追悼企画だったと思う🎉ハッピーニューイヤーだよ😂
(そのコンサートで演奏された《未完成交響曲》は
自分が初めて小澤征爾のコンサートへ行った時に聴いた曲でもある↓
【英雄の生涯 │▍ | みっつ 萬ブログ (ameblo.jp)】
《未完成》の終わりの部分は、中間楽章のコーダとは思えないほど “終わり”なんだよな…彼岸へ行っちゃうような。
そこはしみじみとした追悼でもあった)