年末年始、坂田利夫(アホの坂田)、篠山紀信、中村メイコの訃報があった時点で

「どうしてこうも立て続く」と芸能・有名人逝去の連鎖を言うネット記事があったが

互いに関連の薄そうな3人が亡くなったことには、特に立て続けという印象はなかったけれど

八代亜紀が年末に亡くなっていた事が報じられると

一挙に立て続いている感が強くなった(今日は元日に亡くなった演歌歌手・冠二郎の訃報があった)。

 

『徹子の部屋』で、予定を変更して八代亜紀の追悼として過去の出演回を放映していた(前日の中村メイコに続いての追悼編だ)。

八代さん(後年、八代亜紀は自分のことをそう呼んでいたらしい)が32歳の時のアーカイブを見て驚いたのは

黒柳徹子を相手に、甘えたような口調で半分くらいタメ口でしゃべっていること。

誰にもタメ口でしゃべるというと、ローラとか森泉とか最近の女性タレントを思い浮かべるが

40年以上も前に、既に大先輩格の黒柳徹子を前に、普通にタメ口でしゃべるというのは

相当先を行ってたなと

(そのあと、40代60代と昨年の出演回では全部敬語になってたけれど)。

ほぼ歌っている時しか知らなかったが、若い頃はけっこう翔んでる不思議なキャラだったような。

 

その最後の出演回では、これまでずっと休まずに歌い続けてきたのがコロナ期間で喉を休めることになって

おかげで今は声の調子が最高に良くて『舟唄』や『雨の慕情』等のヒット曲を再録音したと喜んで話していた。

歌手として、衰えることなく絶好調のコンディションで最後を迎えられたのは

なによりだったと思う。惜しいけれども。

 

 

R.I.P.