死亡事故起きた「だんじり」は存続すべき?無くすべき?大阪府民300人の答え (msn.com)

 

 

「祭り」いうのは

それによって大怪我をしたり、命を落とすことがあったとしても

それでも刹那の「生命の燃焼」や非日常の熱狂を求めて危険も顧みずにそれを選び取る人たちがやること。

 

この夏に、台風が襲来することがわかっていたのに

徳島の阿波踊りが決行された事が問題になったけれど、まさにあれがそう(そこには打算もあるが)。

踊り子が“ずぶぬれ” 台風7号接近も「阿波踊り」開催 実施判断に疑問の声(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース

ブラジル・リオのカーニバルなどは、毎回死者が出ることがわかっていても、やる。

阿波踊りの強行開催が問題になったと先述したが、「祭りとはそういうものだ」と社会的に認知されているので “大した問題”にはされない。

 

本当に可哀想なのは、自分はそんな「死んでもやる」気などないのに

それに参加協力しなければ地域社会からつまはじきにされるからと

半ば義務として寄付を強要されたり、若いのだから「男」だから、伝統だからとほとんど強制的に祭りの中心に引っ張り出されたりして

命まで落とすことになった人が必ずいるということ。

 

「祭り」と名が付けば、どんなに愚かしいことでも伝統化され得る。愚行蛮行でも “お墨付き “が与えられる。

変に伝統ある地域に住んでいなくてよかったと思っている。

(これからはハロウィーンが危ないけれど)

 

 

※冒頭リンク記事の設問「存続すべき?無くすべき?」は

どちらの「べき」でもなく、前述のような理不尽な被害者を祭りから無くすべき

と回答するに尽きるだろう。