暇なので好きなアルバムのレビュー書こうと思います!
暇です!!
今回はUNISON SQUARE GARDENの流星前夜というアルバムを紹介します
発売は2008年、UNISON SQUARE GARDEN(以下USG)にとっては二枚目のCDとなります(自主制作除く)
ミニアルバムということで時間的にもあっさり聴け、その上で収録曲の個々に違うベクトルの個性がありなかなか飽きません
USGではもっとも好きなアルバムです
1.流星前夜
アルバムタイトルを冠したナンバーですね
アコギのアルペジオフレーズの繰り返しが印象的です
ここでは歌というよりも語り(セリフ)が大半になっており、最初聴いた時はアレ?って思いましたww
セリフは9mmのVampire girl、[C]のWaitress, Waitress!然り、あまり慣れない物があります(笑)
まぁ、語りの好き嫌いは置いておくとしても全体を聴いた上でアルバムの導入としては不可欠であり、この位置付けに意味がある曲だと思いました。
そして、サビが終わったあとも淡々と同じ展開が続き、最後一瞬演奏が止まり、「ただ一人空を見ていた」というフレーズとともに次曲「フルカラープログラム」へ間髪入れずに入っていきます。
2.フルカラープログラム
前曲から流れそのままにドラムソロの導入から印象的なイントロで幕開けとなります。
この曲の最初の印象は圧倒的に爽やかな曲だなということでした。
そして、それだけでなくただのギターロックに収まってないなとも感じました。
基本的にスリーピースでは音数の限界があり、どうしても出来ることに限りが出てくるのですが、この曲、もといこのバンドはそれを細々としたキメを随所に挟むことでシンプルさを払拭するという点でクリアしています。
良いメロディーというだけじゃなくバンドやってる身としてはかっこいいんですよね
コピーしたくなるww
この歌詞のフレーズ、例えば「涙キラキラ西の空に光る」などから思うところは歌詞が難解なUSGの曲の中でもかなり前向きな雰囲気が出てると思います
コード進行のせいもあると思いますが光のある曲ですね
ライブでも定番の一曲です
3.水と雨について
PVも制作されていて実質のリードトラックです
テレビのチャンネルを変える音からやがてノイズが流れ出し、その中でカッティングが挿入され、突如音声がクリアになり、激しい雨が降り注ぐかのようなイントロで幕を開けます
さらにメロごとにかなりアプローチを変えてきており、壮大な、ある種プログレ的な面も持っています
完成度だけでは随一の出来だと個人的に思います
歌詞もダークなユニゾンが押し出されており、クールな仕上がりです
4.2月、白昼の流れ星と飛行機雲
ミディアムテンポのナンバー
優しい感触のポップスで最近のユニゾンにはないかんじです
楽器隊も変わったことはしてないし、これと言った特色があるわけではないのですが、捨て曲にはなってないこのアルバムに欠かせない曲です
5.MR.アンディ
ファーストアルバムにも"party style"として収録されました
フルカラーともども音ゲーのjubeatに収録され、今でも割とライブでは演奏される代表曲の一つです。
二曲連続でミドルテンポな曲が続きますが、こちらはダンスチューンらしく仕上がってますね
個人的にイントロのギターのリズムが好きです
君が残像に、という歌詞も印象強く、この曲のキーワードなのでしょうか
耳に残るフレーズです
ここで初めて触れたのですが、USGの曲にはコーラスが欠かせなくなっており、どの曲でも効果的に使われています
上記の君が残像に、というフレーズでも使用されており、より強調されている一因にもなっているんでしょうね
6.流星行路
最後の曲です
1曲目に続き、流星を冠する楽曲です
アップテンポなんですが、タイトなリズムの上でどこか幻想的なメロディーが鳴るそんな曲
言うなればオシャレです
主観ですが、ギターの音のキラキラ感が流星を連想させます
今では滅多にライブでは演奏されることはないですね
名曲なのにもったいないです(笑)
というアルバムです
まさに、初期衝動に乗っかったような方向性がバラバラな曲が揃ってますが、不思議とアルバム単位でのまとまりが良いです
オリオン以降はギターロック脱却のためか、過度にメロがポップだったり、キメがやたら多く手が込み過ぎていたり、どうにも聴きにくさは感じます
現在のユニゾンは、癖がある上でのポップになりつつあると思います
そして、この頃のユニゾンはひたすら聴きやすいです
きっとあなたのお友達にもオススメ出来るでしょう。(笑)
かなり主観的ですが、名盤です。
お粗末さまでした。