先日のプロフェッショナルは、大阪でホームレス救済活動をしている女性の話だった。

彼女は14歳の時に「ホームレス問題をなんとかしたい!」と思ったのだそう。

 

年末の西成の炊き出しでの行列を見て衝撃を受けた。

「1個のおにぎりをもらうために3時間も並ぶんだ…」と、かなりのショックだったと話してた。

「それを見たら、もう見ないふりはできなかった」と。

 

現在は31歳。

大阪の北区にホームレス者のための相談窓口であるNPOを運営し、夜回り活動、聞き取り、就活サポート、生活サポートなど、多大な活動を続けている。

 

ある日、ひとりのホームレスの男性から「仕事をしたい」という言葉を聞いた。

「おっちゃん、働きたかったんや!」と、その時初めて気づいたのだそう。

何か役立つことをして収入を得て生活をしたいと思っているんだと…。

 

その言葉を元にたくさんの人に話を聞いて、多くの人が自転車の修理が得意であることを知る。

ホームレスの方は空き缶集めなどで自転車を使うことが多く、壊れた自転車を拾ってきて自分で直して使うことが多いからだ。

 

そこから発想を膨らませて、レンタルサイクル事業を思いつく。

協賛企業を探し、今では年間5000万円の成果を上げる立派な事業として成立している。

 

彼女を見てて「仕事ってなんだろう?」と思った。

 

たぶん、彼女は今やっていることを仕事として捉えていないんだろうな。

きっと、それは“使命”であり、“喜び”なんだろうと思う。

 

決して、儲けるためでも、成功者になるためでもなく、必要であるから進めていく。

 

レンタルサイクル事業を大きくすることで、より大きな支援をすることができる。

そのために、突き進んでく。

 

カッコいいキラキラ

 

多くの人は仕事で儲けて成功したい!!

そう思うはず。

 

私だってそうだ。

今は少し違ってきたけど、若い頃はそうだった。

 

彼女の倍生きて、ようやく「儲けるためでなく、人に喜んでもらえるコトをしよう!」と思えたひらめき電球

倍ほど生きないとわからなかったけど、ここまできて、やりたいことがわかってきた感じ。

 

その“やりたいこと”が、私の仕事ではなく“生きがい”になればいいなと思う。

 

川口加奈さん

↑このアウディの記事、どれもこれもステキです。

ステキな人がたくさんでうれしくなる♪