19日「コーダ~あいのうた」へ。

 

“コーダ”って、英語で聾啞者っていう意味だそう。

そのタイトル通り、4人家族の長女・ルビー以外は全員聾唖者。

なので、彼女は幼い時から家族と社会をつなぐための“通訳者”でもあった。

 

両親の大人な事情も通訳するので、

子どもの頃から知りたくない家庭のややこしい話にも関わってきたはず。

なので、彼女はしっかり者。

そして、歌がとても上手拍手

 

けれど、耳が聞こえない家族には、彼女の才能は伝わらない。

切ない汗

 

家族のためにいろんなことを犠牲にしてきたルビーが、自分の好きなことを見つけ、強力にサポートしてくれる先生と出会ったことから、人生が動き始める…。

そこで家族との亀裂が生じてしまうアセアセ

 

両親は“通訳”である彼女を手放したくないし、ルビーは夢を追いかけたい。

次第に家族が重荷に思えてくる…。

 

この映画の中で、聾唖者の状況を体感できるシーンがある。

それを知ることで、なんとなく家族の“不安”も理解できた。

素晴らしいシーンだったドキドキ

「このシーン、アカデミー賞もんやなぁ」と個人的には思った。

 

リッチなボーイフレンドは「ルビーの愛情あふれる家庭がうらやましい」という。

今のルビーにしたら家族はわずらわしいだけ…。

 

そう、人は自分が持っている大切なものには気づきにくいのに、

足りない部分や不満な部分ばかりが目に付く…。

この映画を見て強く思ったのはこのこと。

 

足るを知る

 

自分が恵まれている部分を探してみると、人生は満たされるのかも。

そんなことを考えたしみじみと良い映画でしたドキドキ