「これは絶対見るぞ!」と楽しみにしてた「リスペクト」。
7日の日に早速行ってきた。
とにかく主役のジェニファー・ハドソンがカワイイ
あの「ドリーム・ガールズ」でエフィー・ホワイト役をやった女優さんですね。
アレサ・フランクリン自ら、生前に彼女を指名したのだそう。
スゴイ
さてさて、お話はもちろん、アレサの自叙伝です。
子どもの頃からその歌声には定評があって、お父さんが牧師を務める教会やホームパーティナーなどで披露していたそう。
まさに“歌うために生まれてきた女性”なんですね。
ただ、優れた才能を持つ人の周りには、それにぶら下がろうとする輩が現れる
父親もその一人だし、最初の夫もそう。
それが天才の悲しい運命のひとつなのかもしれません。
優れた才能が与えられたことによって、彼女は“自由”を手にすることができない
子どもの頃は父親の束縛、そして成人してからは夫となる恋人の束縛…。
どんなにお金持ちでも(実際アレサは裕福な家庭の生まれです)才能があっても“自由”がなければ人は幸せじゃない。
そんなことを痛切に感じさせられた
アレサはどんなに有名になってもがんじがらめで自由じゃなかった。
もしかしたら、彼女はそのフラストレーションも歌にぶつけていたのかもしれない。
すごいなと思ったのはオーティス・レディングの「リスペクト」のカバー。
この映画のタイトルでもあるのだけれど、この原曲は男女間の話が書かれているのだけれど、彼女が歌うことによって黒人の賛歌へと昇華した
そして、その曲を録音したのが、アラバマのマッスル・ショールずにある「フェイム・スタジオ」。
アレサがデビューする頃は、まさにあのモータウンが絶好調の時期で、デトロイト在住の彼女はフツーならモータウンでデビューしそうなものなのに、それがコロンビアレコードでフェイム・スタジオ。
でも、それがまた彼女の人生で、それが良かったのかもしれないなぁ
まぁ、いずれにしても、スゴイ才能で、スゴイ人生です。
この映画を見ると、なんだか元気がみなぎる
そして、映画が終わった後に本人の「ナチュラル・ウーマン」の映像が流れるのですが、これがとっても胸に迫り、ぐっときて涙が止まらなくなった
素晴らしい映画でした
お時間ある方はぜひ~~