この秋は、本当に音楽関連の映画が多かった。
もしかしたら「ボヘミアンラプソディー」の影響あるんかな???
あんまり知らないアーチストの映画も、音楽がテーマならとにかく見てみた。
11月23日に見た「アイ・キャン・オンリー・イマジン」も、曲もアーチストも全く知らなかった。
けど、心に響く映画だった
「アイ・キャン・オンリー・イマジン」という曲は、2001年にクリスチャン・ソングというジャンルで空前の250万枚というセールスを記録したのだそう。
かなりレアなジャンルなので、知るはずもなく
あらすじは、曲の作者でありバンドのボーカルを務めたバート・ミラードの半生を描いたもの。
暴力的な父親に愛想をつかし、母親はバートを残して出ていってしまう。
高校生の時に歌の才能を見出されたバートも、荒れた生活をする父親のもとから去り、音楽活動を始める。
バンド「マーシーミー」はなかなか売れず自信を無くし、すべてを捨ててバートは仕方なく実家に戻ってくる。
父のアーサーは改心し、なんとかバートと解りあおうとするのだけれど、なかなかバートは父親を受け入れることができない。
そうこうしているうちにアーサーは病に倒れ、その体験を通してバートは「アイ・キャン・オンリー・イマジン」というヒット曲を書き上げた
うらやましいなぁ~と思ったのは、バートが父親と打ち解けられること。
家族同士って、なかなかそうしたことできなくて、本心を話したり優しくしたりできずにそのまま…というケースが多いんじゃないかな
私もそうだった。
結局、父に優しい言葉をかけることもなく、そっけない態度で接してるうちに、さっさとあの世に逝っちゃった
自分でも言ってのけるほどのファザコンだったのに、本人や家族の前ではそういったこと、かけらも見せず
最後に父は「あとはお前に全部任す。それが一番ええ」と言ってくれたのに「よっしゃ!わかった!」とも言えず
それが結局まともに話した最後の言葉だった。
そっけない私のことを父はどう思っていたんだろう?
寂しい思いをさせてしまったかな?
もう今となってはわからない
だから、バートとアーサー親子のことがとてもうらやましく思えたなぁ
良い映画でした