3月25日、ラジオでの紹介を聞いて、見たかった「三島由紀夫vs全共闘 50年目の真実」へ。
自決する1年前に東大の駒川キャンパスで開催された討論会を通して映し出される三島由紀夫の生き様を描いたドキュメンタリー。
1968年、大学の不正運営に異論を唱える学生たちが起こした暴動が全国に広がった。
その中でも最も武闘派と言われた東大生による全共闘1000名を相手に、三島由紀夫は論破しようと試みる。
危険性が伴うと警視庁から警護の申し出があったのにも関わらず、それを退け一人で挑んだ2時間半。
その様子とその時に参加した学生たちの今の姿と意見が散りばめられた作品。
いやぁ、面白かった
正直、話してる内容は高尚すぎて理解できない
それでも、その会場を包み込む熱に強烈に惹きつけられた。
そして、敵対しているのにも関わらず、互いに敬意を持って対峙している姿が見ていてとても心地よかった
こうした姿勢って、今の時代、すっかり忘れられているように感じたなぁ。
当時学生だった一人が言う。
「言葉に力があった時代の最後」だと。
まさにまさにと膝を打った。
その会場には、熱と敬意と言葉が充満していた気がした。
そして、その雰囲気を見せてもらえたことに、とても興奮した。
ドキュメンタリーって大概途中で眠ってしまうのですが、初めて眠らずに見た記念すべき1本でもあった(笑)。
これから、もっと三島由紀夫の作品を読んでいこうと思った♪
しっかし、三島由紀夫って、学習院を首席で卒業して大蔵省で働いていたんですね。
ものすごい経歴にも驚いた。
そして、155センチという、私と同じくらいの身長だったのに、あの存在感。
ものすごいオーラというやつを放ってたんだろなぁと思う。
いずれにしても、ほんと、面白い作品でした