昨年から「上映されたら見よう!」と思っていた映画「ドリス・ヴァン・ノッテン」。
と思ってたら、もうあとわずかで終わりやん~~とギリギリセーフで気づく
と思ったら、5日の昼間にポッカリ空いた時間を見つけた~~
ので、スカイタワーのシネリーブルへ
ドリス・ヴァン・ノッテン。
カッコええなぁ~~とは思いつつ、なかなか彼の服は私には着こなせなくて、ただただ憧れるばかり。
昔々、その素材の良さに惹かれて、ジャケットとベスト買ったけれど、私が着ると至ってフツーになってしまって、悲しかった
でもやっぱし、創造的で独特の世界観があって「ステキだなぁ~~」と憧れる
そんな彼の20年間のワークスタイルとライフスタイルを描いた映画は、本当にステキだった
美しいファブリックを作り、美しい庭を作る彼。
リビングに活ける花にもとことんこだわる。
正直、そんな生き方、しんどいと思いますよ
でも、彼はそうでなくては生きていけない。
だからこそ、徹底した美しいデザインを生み出すんだなと感心。
一瞬、輝くのはまぐれでもあり得るけれど、輝き続けるには妥協をすることのない努力が必要なんだと思い知らされた
ほんまにすごいわドリス・ヴァン・ノッテン。
そんな彼を支えるのがパートナーのパトリック。
彼の存在が、ドリスに「愛は心強い」と言わせる。
とても良い関係。
「愛には男も女も関係ないんだな、その存在だよ」と思った。
「じっくりと味わえる服を作りたい。持ち主と一緒に成長できる服だ」
その彼の言葉に強い感銘を覚える
限界まで真剣に服と対峙して命をすり減らし、デザインに生きる彼の壮絶な仕事に対して敬服する
見終わった時、これからは吟味して一枚一枚の服を選びたいなぁと思った
ハイファッションにはデザイナーの魂が宿ってるってこと、この映画を見て理解した。
本当に良い作品でした