農林中金が13年ぶりに赤字転落です。
含み損もかなりの額ですね。
農林中金や農協も含め「農業」のあり方すべてが
今、問われているのだと思います。
農林中金、前期最終赤字5721億円 含み損は2.1兆円に
農林中央金庫が27日発表した2009年3月期の連結最終損益は、
5721億円の赤字（前の期は2768億円の黒字）だった。
保有していた証券化商品などの価格が大幅に下落し、
減損処理などで6000億円強の損失を計上したのが響いた。
空席だった副理事長に、農中ＯＢで全国農業協同組合中央会
（ＪＡ全中）専務理事の向井地純一氏を迎える人事も正式発表した。
赤字転落は13年ぶり。農協など出資者への配当は見送る。
証券化商品や株式などで1850億円の売却損を計上したほか、
減損処理が3466億円に達した。
不良債権処理損失も742億円と前の期の20倍に膨らんだ。
保有する有価証券で時価が取得価格（簿価）を下回る
「含み損」は約2兆1000億円。
10年3月期は700億円の経常黒字（単独）を見込む。
今年3月にＪＡグループ内で1兆9000億円の巨額増資を実施した結果、
財務の健全性を示す自己資本比率（単独）は15.65％と
前の期に比べ3.1ポイント上昇した。
5月27日 日本経済新聞
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