仕事でも,趣味やスポーツでも,新しいことに取り組めば,時に失敗もあるだろう。いや,初めてなのだからうまくいかないのはむしろ当然で,容易にできるようになったのでは十分な達成感も得られまい。

何度も挑戦しては失敗し,やっとの思いで成功してこそ,技術や要領,コツが真に身につく。また心の底からの喜びと感動を味わえ,人間としてもひと回り成長することができる。人の心の強さ,深さは,その人がどれだけ失敗したか,苦労したかの総量に比例しているともいえよう。

だから失敗するのは決して恥ずかしいことではない。失敗することをはじるより,途中でダメだとあきらめ,投げ出してしまうことをこそ恥じたい。

ただ,大切なのは,失敗したあとである。そこから何を学び,次にどう生かすか。失敗を失敗に終わらせないために,原因をしっかり突き止め,創意工夫をこらし,手順ややり方を改善して二度と同じ失敗をくり返さない。これが事を成す要諦なのである。

さあ勇気を持って挑戦し,めいっぱい失敗をしよう。

PHPという小冊子の裏表紙に(5~6年前)書かれてあった文章です。簡単に読める,私のお気に入りの小冊子ですが,自分もそういった気持ちで挑戦したいと思いから紹介いたしました。